大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のファイナルとなる第八章が放送スタートしたが、先日放送されたばかりの第2話『七王国の騎士』が、なんと不手際で合法に流出してしまうという事態に見舞われた。米Deadlineが報じている。
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実は先週の第1話『ウィンターフェル』の放送でも、アメリカのインターネットTVであるDirectTVが米HBOの本放送に先駆けて、4時間前に本編をリリースしてしまうという失態が起こっていた。そして今回第2話を流出したのは、ドイツのAmazon Prime Videoだった。公になってすぐに、早くお目見えしてしまった第2話はサイトから削除されたが、すでにその事態はSNSなどで広まってしまった後だった。
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、これまでにも本放送を前に流出した過去がある。2017年7月から放送されたシーズン7で、シーズンの最中である7月31日にHBOがハッキングされ、プロットが流出。ハッカーは1.5テラバイト分のエピソードデータを入手し、いくつかのエピソードがネットに公開される事態となっていた。
公開前の作品が流出する出来事は他にもある。2014年にはソニー・ピクチャーズ エンタテインメントがサイバー攻撃のターゲットとなり、公開前の映画作品などのデータが公に。2017年1月には英ミステリードラマ『SHERLOCK/シャーロック』シーズン4の最終話が、本国イギリスでの放送より前にロシア語版がネットに出回っていた。この時の犯人はハッカーではなく、ロシアで同作を放送しているChannel Oneのミスだったことが判明。Channel Oneはその後調査結果を発表。従業員の一人が悪意なしに厳格な警備上のルールを順守せず、その職務怠慢により、データがネット上で流出することになったと従業員の不手際が原因だと声明を発表していた。
全世界が注目する『ゲーム・オブ・スローンズ』のフィナーレ。たとえ1時間でも先に視聴した人がいると、ネットでネタばれなどが出てしまう現代。今後の放送にも十分気を付けて各国のファンが平等に楽しめる最後を迎えて欲しいものだ。
ファイナルを迎える『ゲーム・オブ・スローンズ』第八章は、BS10 スターチャンネルにて毎週月曜日に放送中。本作の視聴記録やレビューは、海外ドラマNAVI作品データベースにて。(海外ドラマNAVI)
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『ゲーム・オブ・スローンズ』
The Final Season.
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Photo: Helen Sloan/HBO