平成の時代に大ヒットしたドラマ『ゴシップガール』のセリーナ・ヴァンダーウッドセン役でトップスターの仲間入りを果たしたブレイク・ライヴリー。劇中のセリーナ同様、ファッションアイコンとしても注目されている彼女が、このほど、米Instyleでシドニー・スウィーニー(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)と対談。ブレイクの大ファンだというシドニーが、ファッションについて彼女に様々な質問をぶつけた。
ファッションのイベントや、映画のレッドカーペットに登場する時には、いつも私たちを魅了する素敵なドレス姿を披露してくれるブレイク。シドニーは特に2014年のカンヌ国際映画祭で着用したグッチの白と黒のロングドレスがお気に入りだと本人に告白。
ブレイクは、スタイリストを付けずにデザイナーと関係を築いて自身でスタイリングしているそうで、「ドレス選びにかける時間はその時々によるの。何年も前から注目しているものが幾つかあって、着用できる特別な機会を待っているのよ。その間に他の誰かが着てしまわないことを願いながらね」「好きで信頼できて、服を着る前よりも身体のラインを綺麗に見せてくれるデザイナーを見つけるようにしているわ」という。
そんな彼女が初期の頃にレッドカーペットで着用したのは、なんと、私たちも日頃愛用しているあのプチプラブランドだったそうだ。
「本当は随分と長い間Forever 21のドレスを着ていたの。それが恥ずかしくて、ヴィンテージの物だって言い始めたのよ(笑)私にとって、ファッションは自己表現の一つ。そして、自分の居心地の良い環境から引っ張り出してくれるものでもあるわ。私が女優になった理由の一つは、本当の私がとても恥ずかしがり屋だからなんだけど、ドレスアップして他の誰かになりきることに開放感を感じるの」
また、シドニー自身もイベントや写真撮影の際は極度に緊張してしまうと悩みを打ち明けると、「私もよ。あなたがあなたとしてその場にいなければならない時、それは最も恐い時間よね。レッドカーペットやインタビューを楽しむ唯一の方法は演技の時と一緒、つまり演じること。だからプレミアに行く時は、どんなキャラクターを演じるかを考えてから会場に入るのよ」と克服方法を伝授。
続けて、「私にとっては、ファッションが重要な要素だった『ゴシップガール』に出演できたことも幸運で特別な機会だった。そこで私はデザイナーとの関係を築き始めて、彼らの連絡先をもらうことができたの。自然に起こったことだったわ」と、代表作が転機となったと話した。
さらに、シドニーはブレイクが母になったことで彼女のスタイルが変わったと感じていると伝えると、ブレイクは次のように返答した。
「年を重ねるにつれて変わってきたと思うわ。まだ20代前半の頃の可愛らしいドレスがクローゼットの中にたくさんあるけど、もう着ることがないことも分かっているの。だから、私には"こんまりメソッド"が必要のようだけど、クローゼットにある洋服全部に"ときめき"を感じているから、今は難しそうだわ。私のスタイルが時とともにエレガントになることを願っているけど、今でもピンクやフリルは好きなのよ」(海外ドラマNAVI)
Photo:
ブレイク・ライヴリー「カトリックとファッション」をテーマにしたメトロポリタン美術館の展覧会にて
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