英犯罪推理ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』で世界的な人気俳優となったベネディクト・カンバーバッチが、訳ありのダメ男を演じる『パトリック・メルローズ』。ミニシリーズとして放送された本作だが、シーズン2を製作する話が進んでいることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
『パトリック・メルローズ』は、英作家エドワード・セント・オービンの半自叙伝「Patrick Melrose」シリーズのドラマ化。ベネディクト演じるパトリックは、上流階級育ちで破天荒なプレイボーイ。幼い頃に親から受けた虐待の記憶を消そうと、酒とドラッグに溺れる日々を送っていたが、やがて再生への道をたどり始める...というストーリー。
全5話となるミニシリーズでクリエイターを務めたレイチェル・ホロヴィッツ(『マネーボール』)と、製作を担ったTwo Cities Televisionのマイケル・ジャクソンが続編を製作することについて、次のように展望を語っている。
「原作に対する私たちの総体的な情熱と、Sunny March(ベネディクトの製作会社)と(監督の)エドワード・ベルガー、(脚本の)デヴィッド・ニコルズと一緒にシリーズを製作した楽しい経験が、将来的に何が出来るかという話合いに自然と結びつきました。そのアイデアは、パトリックの人生における飛躍的な進歩から、ニューヨークでの彼の"失われた年"を描くシリーズにまで及んでいます。実現するかどうかはオービンが決めることになりますが、彼のインスピレーションを楽しみにしています」と、着実にシーズン2製作に向けて話が進んでいることを明かしていた。
『パトリック・メルローズ』では、パトリックの父親デヴィッド役でヒューゴ・ウィーヴィング(『マトリックス』シリーズ)、母親エレノア役でジェニファー・ジェイソン・リー(『ヘイトフル・エイト』)、パトリックの女友達ジュリア役でジェシカ・レイン(『ウルフ・ホール』)、パトリックが憧れるマリアンヌ役でアリソン・ウィリアムズ(『GIRLS/ガールズ』)が脇を固めている。
果たしてシーズン2が本格的に動き出すのか、続報が入り次第お伝えしていきたい。『パトリック・メルローズ』の作品情報はこちら。(海外ドラマNAVI)
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『パトリック・メルローズ』 (C) Sky UK Ltd