最近、『チャームド~魔女3姉妹』や『ロズウェル/星の恋人たち』など、かつて人気を博したドラマシリーズのリブート版の製作が相次いでいるが、『ER 緊急救命室』『サウスランド』『ザ・ホワイトハウス』なども復活する可能性があるようだ。
『ER 緊急救命室』『サウスランド』『ザ・ホワイトハウス』に製作総指揮・脚本で携わっていたジョン・ウェルズが、ワーナー・ブラザースTVグループと2024年まで続く、大規模な5年間の包括契約を結んだことで、これらのシリーズを甦らせるアイディアが検討されているという。
米Deadlineのインタビューに応えたウェルズは、特に『サウスランド』のリブートに興味を示しているが、15シーズン続いた『ER』は331話も製作されているため、現時点では最優先させたい作品ではないという。しかし、もし誰かが『ER』をリブートさせる素晴らしいアイデアを持ってきたら、検討の余地はあるとのこと。
そして、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚色賞を受賞したアーロン・ソーキンがクリエイターを務めた『ザ・ホワイトハウス』については、ソーキンとシリーズを復活させる話を何度もしたことはあるが、リブートが正しい選択では思えないとコメント。だが、こちらも『ER』と同じく今後の展開は分からないと語っている。
2009年から5シーズンにわたり放送された警官ドラマ『サウスランド』は、ロサンゼルスで凶悪犯罪を追う警官や犯人、被害者やその家族が直面する"現実"をリアルに描くシリーズ。主人公ベン・シャーマン巡査役でベン・マッケンジー(『GOTHAM/ゴッサム』)、ジョン・クーパー巡査役でマイケル・カドリッツ(『ウォーキング・デッド』)、リディア・アダムス刑事役でレジーナ・キング(『運命の7秒』)、ルーシー・リュー(『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』)など豪華キャストが共演している。
『ER』は、1996年から15シーズンにわたり放送された大ヒット医療ドラマで、ジョージ・クルーニー(『オーシャンズ』シリーズ)、ジュリアナ・マルグリーズ(『グッド・ワイフ』)、ノア・ワイリー(『フォーリング・スカイズ』)といった人気スターを輩出した。
1999年から放送開始され、7シーズン製作された『ザ・ホワイトハウス』は米国大統領とその側近たちを中心に描く政治ドラマで、マーティン・シーン(『グレイス&フランキー』)、ロブ・ロウ(『コード・ブラック 生と死の間で』)、アリソン・ジャネイ(『マスターズ・オブ・セックス』)、ブラッドリー・ウィットフォード(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)らが出演していた。
果たして、これらのシリーズがワーナー・ブラザースで復活となるか、今後の動向を見守っていきたい。
Photo:『ER 緊急救命室』TM & (c) Warner Bros. Entertainment Inc. 『サウスランド』© Warner Bros. Entertainment Inc.