名作ドラマ『逃亡者』を『SCORPION』クリエイターが大幅に変更してリブート!

天才集団が事件を解決する犯罪捜査ドラマ『SCORPION/スコーピオン』のクリエイターが、1960年代に放送され一大ブームを巻き起こしたドラマ『逃亡者』を現代的に一新したリブート版を製作することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

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『SCORPION』でクリエイターを務めたニック・サントーラが、ロサンゼルス発の新配信サービスQuibiでドラマシリーズ『逃亡者』を甦らせることになった。妻殺しという無実の罪で死刑を宣告された医師リチャード・キンブルが護送途中に脱走し、警察の追跡をかわしながら真犯人を追い詰めていく...という展開で、オリジナル版は最終回の視聴率が海外ドラマ歴代3位にランクインしている。1993年にはハリソン・フォード主演で映画化もされた。

サントーラが手掛けるリブート版の主人公は、家族を愛する労働階級者のマイク・ルッソ。ロサンゼルスの地下鉄で爆破事件に巻き込まれたマイクは、証拠よりも先にSNSとして情報が拡散されてしまう現代ジャーナリズムの餌食となり、容疑者に仕立て上げられてしまう。逃亡者として追われる身となったマイクが、逮捕される前に自身の無実を証明して真犯人を捕まえようと奔走する様子が描かれるという。

オリジナル版と映画版では主人公は妻殺しの濡れ衣を着せられていたが、リブート版では妻が存命している上、子どもはいなかったはずの彼が10歳の娘の父親という設定になっている。サントーラは、ベイジル・イヴァニク(『ジョン・ウィック』シリーズ)やトム・ラサリー(『シリコンバレー』)、アルバート・トーレス(『ヘンリー・プールはここにいる ~壁の神様~』)と共同で製作総指揮を務める予定だ。

2020年4月6日(月)にサービスがスタートするQuibiは「quick bites(軽食)」の短縮形で、あまりTV番組を見る時間がない人向けの配信サービス。どの番組も一話が7~10分という短さとなり、ドラマシリーズの他にリアリティ番組やニュース番組も製作され、週に125話、年に7000話分のコンテンツを提供する予定だという。

現時点でサントーラによる『逃亡者』のエピソード数やキャストは明かされていないが詳細が分かり次第、続報をお届けしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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『逃亡者』
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