米Amazonがオリジナルドラマ5本を一気にキャンセル!

米Amazonが、2シーズン続いたアンソロジーシリーズ『ロア ~奇妙な伝説~』をはじめとするオリジナルドラマ5本を、一気にキャンセルしたことが明らかとなった。米TV Lineが報じている。

この度、Amazonが打ち切りに踏み切ったドラマは以下の5本。

・『パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~』
米国務省で情報長官を務める父(『LOST』のテリー・オクィン)の命を受け、非公式のスパイとして暗躍する諜報員ジョン・タヴナー(『トライアングル』のマイケル・ドーマン)が、任務に関係ない周りの人々を巻き込みながら任務自体に振り回される様子を描く、オフビートな異色スパイドラマ。2015年から2018年にかけて2シーズンが配信された。

・『フォーエバー ~人生の意味~』
結婚12年で倦怠期中の夫婦に訪れる人生の転機を描くコメディドラマは、2018年より配信されたシーズン1でキャンセルが決定。主人公の夫婦を演じるのは、米バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』出身でコメディ映画『俺たちポップスター』などに出演しているコメディエンヌのマーヤ・ルドルフと、彼女とアニメシリーズ『ビッグマウス』でも共演しているフレッド・アーミセン。

・『ロマノフ家の末裔 ~それぞれの人生~』
一話完結型のアンソロジーシリーズとなる本作は、1613年から1917年のロシア革命までロシアを統治した、ロマノフ家の子孫だと信じる現代の人々を描く作品。1960年代の広告業界を描く秀作ドラマ『MAD MEN マッドメン』でペンを執ったセミ・チェラスが製作・脚本を手掛けた意欲作だったが、昨年秋に配信されたシーズン1でキャンセルに。

・『ロア ~奇妙な伝説~』
スリラー作家アーロン・マーンケが2015年にスタートさせた自身の人気ポッドキャストを下敷きにしたアンソロジーシリーズ。一話ごとに吸血鬼や狼人間など、昔から存在する言い伝えや現代社会のホラー、都市伝説のように語り継がれる伝承の裏に隠された真実が、センセーショナルな映像やアニメーションなどを使って描かれる。昨年10月に配信されたシーズン2をもってキャンセルとなった。

・『トゥー・オールド・トゥー・ダイ・ヤング』
勤務中に相棒を射殺され自身も追われる身となった警察官のマーティンが、殺し屋やギャングがあふれる界隈で、"サムライ"へと成長を遂げていく姿を描く。主演は音楽映画『セッション』で高い評価を得たマイルズ・テラーで、クリエイターを務めるのは『ドライヴ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞したニコラス・ウィンディング・レフン。6月より配信開始されたが、早くもシーズン1で打ち切りとなってしまった。

一気に5本の終了を発表したAmazonだが、話題作は何本も待機している。アカデミー賞作品賞に輝いた大ヒット映画シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』のドラマ化が進められているほか、オーランド・ブルーム主演の『Carnival Row(原題)』がシーズン2へ更新され、Amazon最長シリーズの刑事ドラマ『BOSCH/ボッシュ』のシーズン6が2020年に配信予定だ。(海外ドラマNAVI)

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Amazonオリジナルシリーズ
『ロア ~奇妙な伝説~』
『フォーエバー ~人生の意味~』
『ロマノフ家の末裔 ~それぞれの人生~』
『トゥー・オールド・トゥー・ダイ・ヤング』