『ニュースルーム』ジェフ・ダニエルズ、ベストセラー小説のドラマ化で警察署長に!

社会派ドラマシリーズ『ニュースルーム』で3シーズンにわたりニュース番組「ニュースナイター」のアンカーマン、ウィル・マカヴォイを演じたジェフ・ダニエルズが、米Showtime製作によるベストセラー小説のドラマ版『Rust(原題)』で警察署長を演じることがわかった。米Varietyが報じている。

フィリップ・マイヤーによる小説をドラマ化する本シリーズは、もともと原作と同じ『American Rust』と題されていたが『Rust』に変更されたという。ペンシルバニア州南西部の街ラストベルトを舞台に、人生に妥協した複雑なデル・ハリス警察署長の目を通して、ボロボロになったアメリカン・ドリームが描かれる。

ジェフは主人公デルを演じるだけでなく製作総指揮も兼任し、ミニシリーズ『倒壊する巨塔 - アルカイダと「9.11」への道』に主演したジェフとタッグを組みクリエイターを務めたダン・ファターマンが複数話で脚本を手掛け、ジェフとマイケル・デ・ルカ(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズ)、エリサ・エリス(『ナルコス』)と共同で製作総指揮にも名を連ねる。

Showtimeのエンターテイメント部門のギャリー・レヴィアン部長は、「予測不可能な殺人ミステリーに興味深いキャラクターが巻き込まれていく『Rust』は、アメリカン・ドリーム腐敗の物語を、感動的かつ共感を呼びながら伝えていきます」とコメントしている。

もともと本シリーズは2017年に米USAでシリーズ化が決定していたが、当時のプロデューサーが主役を演じる大物俳優を見つけられずに、2018年1月に製作がキャンセルされていた。

1990年から2000年代にかけて主に映画界で活動していたジェフは、キアヌ・リーヴスが主演した大ヒットアクション映画『スピード』で主人公を助けるハロルド役を演じ、コメディ映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』シリーズなどシリアスな作品からコメディ演技もこなす実力派として活躍。アカデミー賞作品賞にノミネートされた『めぐりあう時間たち』にも出演し、『ニュースルーム』で本格的にドラマ界に進出した。その後Netflixオリジナルドラマ『ゴッドレス -神の消えた町-』や米Hulu『倒壊する巨塔 - アルカイダと「9.11」への道』に出演し、存在感のある演技をみせている。

すでにシリーズ化が決定している『Rust』の他のキャストや放送日などの詳細が決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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ジェフ・ダニエルズ© NYKC