『スタトレ』×デヴィッド・ボウイの夢のコラボ!『地球に落ちて来た男』がドラマ化

世界的ミュージシャン、デヴィッド・ボウイの初主演映画として1976年に公開されたSF映画『地球に落ちて来た男』が、大ヒットSFドラマ『スター・トレック』シリーズのショーランナーによってドラマ化されることが分かった。米Entertainment Weeklyが報じた。

米CBSの動画ストリーミングサービスCBS All Accessが製作する本作は、ウォルター・テヴィスの同名小説が原作。不毛の地となり果てた母星に水をもたらす方法を探して地球に来たヒューマノイド・エイリアンが、自身の能力を発揮して多くの発明を生み出して大成功を収めるも、思わぬ事態を招いてしまうというストーリーだ。

そんな本作で監督・脚本・ショーランナーを務めるのは、『スター・トレック:ディスカバリー』と映画版『スター・トレック』シリーズ、ピカード艦長が主人公の新作ドラマ『Star Trek: Picard(原題)』を手掛けるほか、『FRINGE/フリンジ』『HAWAII FIVE-0』『スリーピー・ホロウ』といったヒットドラマを生み出してきたアレックス・カーツマン。ジェニー・ルメット(『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』『レイチェルの結婚』)もカーツマンとともに脚本を執筆する。

今回のドラマ化は、12年前にスティーブ・ジョブズがiPhoneを発表したことからヒントを得たそうで、「もし彼がエイリアンだったら?」とカーツマンとルメットが話し合ったことが始まりだという。「この作品では、自らの種族を存続させるべく奮闘しながら、人間になるとはどういうことかを学ぶエイリアンの目を通して、我々の次なる進化を描いていく」と二人は声明で述べている。

カーツマンによれば、少なくとも3シーズンかけて物語を展開する予定で、シーズン1ではエイリアンがテクノロジー企業のトップに昇りつめるまでの時間に焦点を当てるという。「映画を見ている人は分かると思うが、ボウイが演じるキャラクターは冒頭の15分で大企業のトップになる。この物語を分けて展開するなら、その部分で1シーズンになるだろう」

この作品の場合、主演のパフォーマンスによって出来が左右されると言っても過言ではないため、そのキャスティングがかなり重要になると思われるが、カーツマンたちはボウイが演じたキャラクターを再現するようなことはしたくないと話している。人間の言葉を持たずに地球にやってきて、スティーブ・ジョブズ(のような存在)へと変貌を遂げるキャラクターの進化を演じきれる人物を求めているそうだ。一体誰が主人公を演じることになるのか、続報が届き次第お伝えしたい。(海外ドラマNAVI)

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『スター・トレック:ディスカバリー』
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デヴィッド・ボウイ
©THOMAS ZEIDLER/FAMOUS