スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、米Showtimeが製作する人気ゲーム「Halo」(ヘイロー)のドラマ版『Halo(原題)』。政治サスペンスドラマ『サバイバー:宿命の大統領』などに出演しているナターシャ・マケルホーンほか5人の配役が決定したことがわかった。米Varietyが報じている。
ビデオゲーム「Halo」はマイクロソフトのゲーム機XBox向けの看板シリーズで、超兵士を生み出す"スパルタン"計画によって誕生した兵士マスターチーフが、人類撲滅を目論む異星人連合コヴナントと激しい戦いを繰り広げるファースト・パーソン・シューティングゲーム。
映像化されるのはこれが初めてではなく、2012年にスチュワート・ヘンドラー監督(『マックス・スティール』)が『ヘイロー4:フォワード・オントゥ・ドーン』を、2014年にはリドリー・スコット監督(『エイリアン』)で『ヘイロー:ナイトフォール』が公開となっている。
今回のドラマ版は、主人公マスターチーフ役にAmazonのオリジナルドラマ『アメリカン・ゴッズ』やNetflixの女囚コメディ・ドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』などに出演しているパブロ・シュレイバーが決定。こちらに初登場する新キャラクター、クワン・ア役としてイェリン・ハ(『Reef Break(原題)』)がキャスティングされている。
ナターシャをはじめとする脇を固めるキャスト6人と演じるキャラクターを併せて紹介しよう。
・ナターシャ・マケルホーン(『サバイバー:宿命の大統領』)
スパルタン計画の立案者であるキャサリン・ハルシー博士と、人類史上最も進んだAI(人工知能)で人類生存の鍵を握るコルタナの2役を演じる。
・ボキーム・ウッドバイン(『Unsolved:未解決ファイルを開いて』)
軍や旧友であるマスターチーフと対立するスパルタンSoren-066役。
・シャバナ・アズミ(『キャピタル 欲望の街』)
海軍情報局のトップであるマーガレット・オレンダ・パランゴスキー提督役。
・ベントリー・カルー(『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』)
幼少時代に徴兵されたスーパー・ソルジャーでサイバネティックス(人工頭脳学的)に改良され、マスターチーフの事実上の代理となるスパルタンVannak-134役。
・ナターシャ・カルザック(『ウィッチャー』)
サイバネティックスで拡張された殺傷能力が高い殺人マシンのスパルタンRiz-028役。
・ケイト・ケネディ(『The Fear(原題)』)
勇敢で好奇心が強く、殺傷能力が高いスーパー・ソルジャーのスパルタンKai-125役。
全9話となる本シリーズは、カイル・キレン(『マインド・ゲーム』)とスティーヴン・ケイン(『ザ・ラストシップ』)が脚本とショーランナーを担う。キレン、ケイン、スピルバーグと共に製作総指揮に名を連ねるのは、『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』『ジ・アメリカンズ』『BULL/ブル 法廷を操る男』など多くの作品でタッグを組むダリル・フランクとジャスティン・ファルヴェイ。オットー・バサースト(『フッド:ザ・ビギニング』)がメガホンを取る。
ナターシャらが出演するドラマ版『Halo』は、今年の終わりにハンガリーのブタペストで撮影開始され、2021年上旬に放送スタート予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:ナターシャ・マケルホーン(『サバイバー:宿命の大統領』) © ABC/Ben Mark Holzberg