【まとめ】女性の友情に注目したいドラマ7選

海外ドラマにおいて、女性同士はライバルとして描かれることが主流だった時代がある。幸いなことに、時間の流れとともにその風潮は変わり、今では女性が主人公となる物語が増え、恋愛ドラマだけでなく女性の友情を描くドラマも多く存在する。そこで今回は、米Screen Rantがまとめた女性の友情に注目したドラマをご紹介。ハイヒールを履いてNYの街を颯爽と歩くような作品だけではない、様々なタイプの女性の友情物語を楽しんでみよう。全ての作品が日本でも視聴可能だ。

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『アンブレイカブル・キミー・シュミット』

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本作は、カルト教団の指導者に15年間も地下壕に幽閉されていたキミー・シュミットが、人生をやり直すために片田舎からNYに移り住み、恋や仕事に四苦八苦する様子がドタバタで描かれる痛快コメディ。キミーは、彼女をナニーとして雇ってくれる富豪女性ジャクリーンなど、大都会で知り合った人たちと友情を育んでいく。

残念ながら、本作では、ネイティヴアメリカンやアジア人の描写に関して、最初の2シーズンで物議をかもすことがあった。それらは決して無視できるようなものではなかったが、このシットコムでは、#MeTooや虐待の被害などの問題に焦点を当て関心を集めたというのも事実だ。

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『グレイス＆フランキー』

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本作は、グレイス（ジェーン）とフランキー（リリー）が長年連れ添った最愛の夫たちからある日、実は同性愛者で、何十年も前から恋人関係にあったことを突然告白される。トラウマになるような状況に置かれた妻二人は、共同生活をしながら絆を強めていき、新たな人生を歩んでいくというコメディ。初めこそ不安視されていたが、回を重ねるごとにポジティブなレビューが増え、来年にはシーズン6が配信されることも決定している。

このコメディが他の作品と一線を画す点は、主人公が高齢のキャラクターであるということだろう。グレイス役のジェーン・フォンダは今年で82歳、フランキー役のリリー・トムリンは80歳を迎える。基本的にはコメディだが、時にとても感情的な描写も織り込まれているのが見どころ。

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『GLOW：ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』

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1980年代後半から1990年まで放送されていた女子プロレスのTV番組『GLOW（原題）』からインスピレーションを得た本作は、ロサンゼルスを舞台に、仕事のない女優が女子レスラーとして、夢をつかむための最後のチャンスに賭けるというストーリー。

キラキラ輝く80年代の裏側で破壊的かつスマートに、バリバリのスポコンではなく、それぞれ悩みを抱える無名女優たちが再起を掛けて悪戦苦闘する崖っぷち女たちが描かれる。

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『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』

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本作は、実在するコスモポリタン誌の元編集長であるジョアンナ・コールズの半生を元にした作品。NYを舞台に人気女性誌スカーレット編集部で働くジェーン、キャット、サットンの親友3人組が、クセのある個性的な上司や同僚に囲まれ、恋や仕事、SEX、アイデンティティ、セクシャリティなど尽きることのない悩みや問題に直面しながらも、奮闘し、前向きに成長する姿を描く。

女性の友情という点において、本作の強みは、職場での友情をテーマになっていること。職場で起こることがお互いの関係にどのように影響するのかということにも触れている。

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『ケーブル・ガールズ』

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本作は、女性が自由に働くことが簡単ではない1920年代のスペイン・マドリードを舞台に、電話交換手として働く4人の若い女性たちの奮闘を描く物語。

当時の女性たちにとって唯一のモダンで進歩的な国営電話会社は憧れの職場。多くの女性が憧れの職業、交換手としての職を求めて詰めかけていた。見事採用されたリディア、マルガ、カルロタの3人は、先輩交換手のアンヘレスと意気投合。その日から、生い立ちの異なる4人のケーブル・ガールズの間で、嫉妬、羨望そして裏切りが、野心や友情、恋とないまぜになって渦巻き始める――。殺人、自傷、家庭内暴力など、この7選に選ばれた他のどの作品よりも重いテーマについても描いている。ドラマやクリフハンガーのスタイルはソープドラマのような感じで、4人の主人公たちはそれぞれが印象的な異なる個性を持っている。

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『クレイジー・エックス・ガールフレンド』

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NYの法律事務所で働く猛烈ガールの弁護士レベッカが、高校時代の元恋人ジョシュと偶然再会したことをきっかけに、昇進のチャンスを捨て、カリフォルニア州のウェスト・コヴィナに引っ越してまで彼を追いかけて奮闘する姿を、コミカルな演技とミュージカルナンバーに乗せて描くコメディ。

単なるラブコメではなく、素晴らしいレビューを得たフェミニストコメディとしても評価されており、主演のレイチェル・ブルームは、2016年にゴールデン・グローブ賞の女優賞（ミュージカルorコメディ部門）に輝いている。主人公はかなりぶっ飛んでいるものの、恋愛、キャリア、友情など、適齢期の女性の悩みに共感できると評判だ。

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『グッドガールズ：崖っぷちの女たち』

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女性の友情を描くドラマの多くはファッショナブルな街であるNYがお気に入りだが、本作の舞台は米国で最も危険な街とも言われるデトロイト。それぞれ経済的な問題を抱えている3人の母親たちに焦点を当て、彼女たちが現状を打破するためにスーパーマーケットに強盗として押し入るところからジェットコースターのように物語が動いていく。

本作に対する反応は賛否両論あるが、米Vanity Fairは「見たことのない最高のクライムドラマ」と称した。

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