米ABCのマーベルドラマ『エージェント・オブ・シールド』でシーズン1からS.H.I.E.L.D.のエージェントであるメリンダ・メイを演じてきたミンナ・ウェンが、『スター・ウォーズ』のドラマシリーズ『The Mandalorian(原題)』に出演することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
8月23日(金)から26日(月)にかけて行われたイベント「D23 Expo」で、ミンナが『The Mandalorian(原題)』に出演することが発表され、本人も喜びを語った。「ディズニーのボブ・アイガー社長が私の出演を発表してくれて、このことについて話せることを心待ちにしていたのでワクワクしています。『スター・ウォーズ』が大好きなオタク少女の夢が叶う喜びは、理解できないでしょう」とコメント。彼女が演じるキャラクターについては伏せられているが、「間違いなく、農民は演じないわ!」とも付け加えた。
全10話となる『The Mandalorian』の舞台は、賞金稼ぎのジャンゴ&ボバ・フェットの物語が終わり、帝国崩壊後とファースト・オーダーが誕生する前のマンダロリアン。時代設定は、映画『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』(1983年)と『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)の間となり、ニュー・リパブリックの権力から遠く離れた銀河にも及ばない場所に存在する、孤独なガンマンの苦悩が描かれるという。
すでに主人公のガンマン役には、『ゲーム・オブ・スローンズ』のオベリン・マーテル役や、Netflixオリジナルドラマ『ナルコス』のハビエル・ペーニャ捜査官役でお馴じみのペドロ・パスカルがキャスティングされている。その他、ニック・ノルティ(『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方』)、元格闘家のジーナ・カラーノ(『デッドプール』)も出演する。
『The Mandalorian』で脚本&製作総指揮を手掛けるのは、映画『アイアンマン』でメガホンを取り、同シリーズとトム・ホランド版『スパイダーマン』シリーズでハッピー・ホーガンを演じているジョン・ファヴロー。アニメシリーズ『クローン・ウォーズ』や『反乱者たち』を手掛けたデイヴ・フィローニが第1話でメガホンを取り、『ジュラシック・ワールド』のブライス・ダラス・ハワード、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』のデボラ・チョウらもエピソード監督に名を連ねている。
The Mandalorian, the first live-action Star Wars series, only on #DisneyPlus. Start streaming November 12. pic.twitter.com/4v0GFbic4O
-- The Mandalorian (@themandalorian) August 23, 2019
ハリウッドでアジア系女優を代表する存在となったミンナは、中国系移民を描く映画『ジョイ・ラック・クラブ』(1993年)の主演で注目され、大ヒット医療ドラマ『ER 緊急救命室』にジン・メイ・チェン役で6シーズンにわたりレギュラー出演。『エージェント・オブ・シールド』への出演やアニメ映画『ムーラン』シリーズで主人公ムーランの声を演じ、今年ディズニー・レジェンド入りを果たした。その他、ファンタジードラマ『ユーリカ ~地図にない街~』や法律ドラマ『ボストン・リーガル』などにも登場して活躍している。
『The Mandalorian』は、配信サービスDisney+が開始する11月12日(火)同日にスタート予定。また、ファイナルを迎える『エージェント・オブ・シールド』シーズン7は、ABCにて2020年に放送スタート予定。日本ではファイナルに向け見逃せないシーズン6が、9月14日(土)よりWOWOWプライムにて放送スタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:ミンナ・ウェン
(c)Faye Sadou/Famous