マーベル・ヒーロードラマのキャストがDCドラマへ"移籍"!

Netflixのスーパーヒーロードラマ『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』のキャストが、米CWの『レジェンド・オブ・トゥモロー』のシーズン5に出演することが明らかとなった。つまり、アメコミ界を代表する二大勢力の一つ、マーベル・コミックスが原作のドラマから、もう一つの勢力であるDCコミックスのキャラクターを元にしたドラマシリーズへ"移籍"するということになる。米TV Lineが報じた。

この度マーベルからDCへと移ることになったのは、『ジェシカ・ジョーンズ』のシーズン2で主人公ジェシカと対立する私立探偵プライス・チェンを演じたテリー・チェンだ。「Mortal Khanbat(原題)」と題された『レジェンド・オブ・トゥモロー』シーズン5第5話で、テリーはモンゴル帝国で初の皇帝となったチンギス・ハンを演じる。13世紀、当時の世界の人口の半分以上を統治するほど強大なモンゴル帝国を築いたハン。DCバージョンの彼は冷静沈着でありながらも冷酷なモンゴルの支配者で、なぜか1990年代の香港で孤立してしまうが、間もなく状況に適応して巧みな軍事戦術を用い、唯一の野望である世界征服を目論むという。

同エピソードでは、シリーズでホワイトキャナリーことサラ・ランスを演じるケイティ・ロッツが監督デビューを果たすことになっている。またシーズン5では、アトムことレイ・パーマー役のブランドン・ラウスとノラ・ダーク役のコートニー・フォードが降板することが発表されたが、二人がどのタイミングで去るのかは現時点では不明だ。

カナダ出身のアジア系俳優であるテリーは数多くの作品に登場。人気SF小説のドラマ版『エクスパンス -巨獣めざめる-』では医師のプラックス役、リアリティ番組の裏側を描くブラックコメディドラマ『UnREAL』ではシェフのガイ・モレッティ役で出演。ホラー・ファンタジードラマ『ヴァン・ヘルシング』、政治サスペンスドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』、スパイドラマ『NIKITA/ニキータ』などにも姿を見せ、ジャンルを問わず幅広い作品で活躍している。

テリーがチンギス・ハン役でゲスト出演する『レジェンド・オブ・トゥモロー』シーズン5は、米CWにて2020年1月より放送予定。(海外ドラマNAVI)

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“移籍”に乾杯(?)するテリー・チェン(『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』)
(C)David Giesbrecht/Netflix