犯罪スリラー『ダーティ・ジョン』シーズン2に、クリスチャン・スレイター&アマンダ・ピートが出演

実際の恋愛詐欺事件をもとにした犯罪スリラー『ダーティ・ジョン -秘密と嘘-』。キャストと物語を一新してシーズン2へ更新されることは以前当サイトでもお伝えしたが、放送局を米Bravoのから米USAに移したその新シーズンに出演するキャストが判明した。米Varietyが報じている。

シーズン1は、マッチングサービスで恋のお相手を探す裕福で純真なインテリア・デザイナーのデブラが、自称医者でハンサムなジョンと瞬く間に恋に落ちる。しかし、最初は優しかったが、徐々にジョンの奇妙な振る舞いが目に付くようになり、やがて身の毛もよだつような彼の本性が少しずつ明らかになる...というストーリー。デブラ役には『アメリカン・ホラー・ストーリー』や『9-1-1:LA救命最前線』のコニー・ブリットン。そして映画『ハルク』や『きみがぼくを見つけた日』で知られるエリック・バナがジョンを演じた。

今回出演が決まったのは、『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』でミスター・ロボットことエドワード・オルダーソンを演じるクリスチャン・スレイターと、『トゥゲザーネス』のティナを演じているアマンダ・ピート。

『Dirty John: The Betty Broderick Story(原題)』というタイトルのこのシーズン2でもまた、現実に起こった痴情のもつれが原因で起こった愚かな事件を描く。米の人気司会者オプラ・ウィンフリーが「アメリカの最もぐちゃぐちゃな離婚」と称し、最終的に二人の犠牲者を出す殺人事件に発展した1960年代から1980年代にかけての出来事だ。

このシーズン2でアマンダは、南カリフォルニア出身で完璧なブロンドヘアを持つ妻で母のベティを演じる。彼女は、ハンサムな大学時代からのボーイフレンドであるダン(クリスチャン)と結婚している。そんな夫のダンが、サンディエゴの法曹界にスーパースターとして活躍するようになるまで、ベティは、医学部と法学部で学んだダンを支え続けた。その長年の犠牲と苦しみから放たれ、ベティはついに幸せを手に入れたのだが...それはダンが、過去の苦労を喜んで忘れることができるくらい、明るく美しい若い女性リンダを雇ったことで、急変するのだった。

本作シーズン1から脚本と製作総指揮を担うアレクサンドラ・カニンガム(『アクエリアス 刑事サム・ホディアック』)は、新たなキャストで送るシーズン2について、以下のように答えている。「『ダーティ・ジョン』の最初のシーズンは、ねじれた愛と強制的な支配の物語であり、これらの陰湿な要素は両方とも、私が作家になってから書きたいと思っていた(シーズン2の)ベティ・ブロデリックのストーリーに不可欠なものなのです。クリスチャンとアマンダがそれを現実にものとして生み出してくれるのを待ちきれません」

シーズン2の脚本もカニンガムが担当、そしてシーズン1で主演とプロデューサーも務めたコニー・ブリットン、ジェシカ・ローズ(『KIZU-傷-』らと共に製作総指揮を務める。第1話とフィナーレを含む全4話を監督するのは、『9-1-1:LA救命最前線』や『アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト』でメガホンを取ったマギー・カイリー。その他の監督には、カット・キャンドラー(『13の理由』)、ミーラ・メノン(『ウォーキング・デッド』)そして、本シーズンで監督デビューを果たすカニンガムだ。

本作シーズン2の続報が入り次第、お伝えしていきたい。『ダーティ・ジョン -秘密と嘘-』シーズン1はNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:クリスチャン・スレイター(C) NYKC/アマンダ・ピート(C) NYPW