キット・ハリントン、『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章のバッシングについて胸内を明かす

5月に完結した大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』は賛否両論を巻き起こしたが、ジョン・スノウ役のキット・ハリントンが一部で起きた最終章に対するバッシングについて胸内を語っている。米Deadlineが報じた。

9月22日(日)に開催された第71回エミー賞授賞式で、同じくノミネートされた9人の共演者とともに壇上に立つ姿も披露していたキット。その後のインタビューで、いかにキャストとクリエイターが最終章のバッシングに対処したかを聞かれた際、彼がグループを代表して次のように答えたという。「物議を醸してるよね。僕自身はまだ最終章を観てないから、それが論争に対処する自分なりの方法と言えるかな。とはいえ、僕はいかに撮影が困難だったかも、作品に何が必要だったのかも、そしてみんなが愛と努力を注ぎ込んだことも知っている。僕たちにとっての論争とは――あれがストーリー的に正しいことは分かっていたし、10年も役を演じてきたから何がキャラクターにふさわしいかも知っていた。だから僕らへの影響は実のところなかったんだ」

なお、クリエイターのデヴィッド・ベニオフによれば、最後に誰が鉄の玉座に座るのかは、ずっと前から決まっていたそうだ。

そして史上初となる4度のエミー賞ドラマ部門助演男優賞に輝いたティリオン・ラニスター役のピーター・ディンクレイジは、なかなかキャラクターから抜け出せなかったと告白している。

「自分の中からティリオンを追い出すために医者にかかってたよ。医者には"絶望的だ"と言われてね。私の人生の10年を占めていたわけだからね。その間に子どもが生まれた人もたくさんいたし、出演し始めた時は子どもだったキャストは、今では(ヴァリス役の)コンリース(・ヒル)のように美しく立派に成長した(笑) 簡単には役から抜けられないよ」

『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終章については評価が分かれたものの、先日のエミー賞では作品賞ほか12冠を達成。現在は本家よりも何千年も前が舞台となる前日譚シリーズの製作が進められている。(海外ドラマNAVI)

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『ゲーム・オブ・スローンズ』
©Helen Sloan/HBO