『ミスター・メルセデス』ブレンダン・グリーソンがドナルド・トランプ米大統領を演じる

ホラーの巨匠として知られるスティーヴン・キングが原作&製作総指揮を務める『ミスター・メルセデス』で、引退した元刑事ビル・ホッジスを演じるブレンダン・グリーソンが、新作ミニシリーズでドナルド・トランプ米大統領を演じることが明らかになった。米Varietyが報じている。

米CBSがミニシリーズとして製作するタイトル未定の全4時間のこのドラマは、元FBI長官で2017年5月にトランプ大統領により解任されたジェームズ・コミーのベストセラー回顧録「A Higher Loyalty: Truth, Lies and Leadership(原題)」を元にしたもの。

コミーを演じるのは、『ニュースルーム』や『倒壊する巨塔 - アルカイダと「9.11」への道』などで知られるジェフ・ダニエルズ。そして『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のダグ・スタンパー役で本年度エミー賞ドラマ・シリーズ部門助演男優賞にもノミネートされたマイケル・ケリーが、元FBI副長官アンドリュー・マッケイブを演じる。

さらに、2度のトニー賞受賞者で、『ミスエデュケーション』や『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズの出演でも知られるジェニファー・イーリーが、原作者コミーの妻パトリス・コミーを演じる。

『ターミネーター:ニュー・フェイト』や『キャプテン・フィリップス』のビリー・レイが本作の脚本と監督を担当、アレックス・カーツマン(『HAWAII FIVE-0』)、シェーン・サレルノ(『野蛮なやつら/SAVAGES』)ヘザー・ケイデン(『インスティンクト -異常犯罪捜査-』)らが製作総指揮を務める。

レイは、実在する人物という難しい役どころを演じるキャストについて次のように述べた。「ジェフはこの役に最適です。素晴らしい俳優ですし、誠実で暖かく知的で複雑、そして真面目です。ブロードウェイの舞台「To Kill a Mockingbird(原題)」で彼を見た後、私は、彼しかジェームズ・コミーはできないと思いました。そして幸運なことに、この役に彼は"イエス"と言ってくれたのです」

さらに、現合衆国大統領であるトランプ氏を演じるブレンダンについては、「ドナルド・トランプ大統領よりも難しい役は想像しにくいですね。存在感と、独特の活力を持たなければなりません。また、トランプ氏の心理を徹底的に演じる意志と勇気も必要です。そして見事な才能があり、きちんと視聴者に受け入れられなければなりません。このような条件に当てはまる俳優は多くはいないでしょう。ですがブレンダンは適任なのです。私はこの配役にとても嬉しく思っています」と満足のいくキャスティングができていることを語った。

実力派俳優が揃う本作は、今年の11月からクランクインする。(海外ドラマNAVI)

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マイケル・ケリー(c)NYNR/FAMOUS/ブレンダン・グリーソン(c)NYPW/FAMOUS/ジェフ・ダニエルズ(c)NYKC