14日間の禁錮刑のはずが1日で出所!ベテラン俳優が釈放された驚きの理由とは

『コミ・カレ!!』や『LOVE ラブ』『NYボンビー・ガール』などの出演などで知られるコメディアンで俳優のアンディ・ディック。彼はこの度、禁錮刑に処せられていたが、ある理由により予定より大幅に早く、たったの1日で出所したことが判明した。米Entertainment Weeklyが報じている。

性的暴行罪で14日間の禁錮刑を受けていた53歳のアンディは、12月6日(金)にロサンゼルス郡の刑務所に入所したものの、翌7日(土)に釈放された。米TMZによると、その理由は刑務所が受刑者で満員だったためだという。

アンディの禁錮刑は、ロサンゼルスの路上で通りすがりの女性に痴漢行為を働いたとする容疑で1年以上前に起訴された事件によるものだった。またアンディは見知らぬ人の臀部を2度にわたり触った上、相手の彼女にわいせつなコメントをしたと報告されており、公共事業へ従事するよう命じられていた。これまでにも何度も同じような被害に遭った人たちから訴えられているアンディ。2018年4月には、Uberドライバーに痴漢を働いた罪で告発されたが、アンディは法廷で無罪を主張している。

TMZによると、アンディを告発したUberのドライバーは、ライドシェアサービスを使用して車に乗っている間に、手を伸ばしてきた彼に性器を触られたと主張。アンディの弁護士は無罪を主張していた。だが2017年の10月にも、インディペンデント映画『Raising Buchanan(原題)』の撮影中、アンディは最低でも4人の頬を舐めたりキスしたり、痴漢行為を働いたりしたと報じられている。同じような問題のせいで、コメディ映画『Vampire Dad(原題)』からも解雇されたという。アンディは、頬を舐めたこと以外は否定しており、「誰にも痴漢などしていない。お別れの挨拶のために頬にキスをして、その後に舐めたかもしれない。そういう習慣なんだ。キャリー・フィッシャーにもジョークでしたことがある。セクハラしようとしているわけじゃなく、誰の身体も触っていない」と述べている。

さらに「私は独身で孤独で交際相手を探している。セクハラと交際相手を見つけようとする行為の違いが分からない。1970年代に付き合った相手とは、キスして頬を舐めたことで交際が始まった。思わせぶりなことをするものなのだ。ロケでもキスして、ディナーに誘ったりしたかもしれない」と、昔はこのような行為でも問題なかったとも主張している。

2007年には、トーク番組『Jimmy Kimmel Live!(原題)』に出演した現トランプ大統領の娘、イヴァンカ・トランプの隣に座ったアンディが、突然イヴァンカの足や髪を触りホストのジミーからやめるように言われている映像も残っている。何度も同じようなことを繰り返しているようなアンディだが、一日で出所してしまったその後も気になるところだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『Comedy Bang! Bang!(原題)』でのアンディ・ディック ©IFC