大ヒット大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)のスピンオフとなる『House of the Dragon(原題)』のシリーズ化が決まったことはすでにお伝えしたが、『GOT』のあるキャストがこの新作に出演することについて前向きな姿勢を見せている。米Entertainment Weeklyが報じた。
『GOT』の300年前を舞台にしたこのスピンオフに姿を現してもおかしくはないと見られているのは、紅の女ことメリサンドル。推定年齢が数百歳と思われるメリサンドルを演じたカリス・ファン・ハウテンは『House of the Dragon』出演の可能性について以下のように語っている。「ストーリー次第ね。これまでの彼女とはまったく違う面を描くのなら、興味があるわ。これまでに見たことがない興味深い視点であるべきだと思う。でなければ、メリサンドルの運命が終わるとともに私の演技も自然な終わり方を迎えたと思っているから」
また、メリサンドルが紅の女と呼ばれるだけあって、北アイルランドでの寒い現場でも常に血のように赤い(そして薄い)衣装を身に着けていたカリスは、次に登場するなら別の衣装を着てはどうかと聞かれ、「そうね。多分、青の衣装をまとっていた時期もあるでしょうから」と答えている。
メリサンドルの初登場は10年近く前なので、外見の一貫性を保つためにCG加工が必要だとカリスはジョーク交じりに語っているが、メリサンドルの起源はほとんど明らかになっていない(原作では、彼女はもともと子ども奴隷で、光の王を信仰する神殿に売られて祭司として訓練されたとある)ので、新作ドラマで彼女のバックストーリーを掘り下げればいい、とEntertainment Weeklyは提案。そうすれば、カリスはメリサンドルが魔術やあの不思議なネックレスを得る前の姿を演じることができるかもしれない。
もちろん、この新作はターガリエン家の歴史と内紛に焦点を当てることを考えると、メリサンドルが登場する 必要はないのかもしれない。しかし、『House of the Dragon』のショーランナーであるミゲル・サポチニクは、『GOT』第八章でメリサンドルにとって最後となったエピソードを監督したため、カリスとはすでに一緒に仕事をした間柄だ。そんなメリサンドルも登場するのかも含めて、『House of the Dragon』に関して気になる情報が入り次第、またお伝えしたい。(海外ドラマNAVI)
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『ゲーム・オブ・スローンズ』
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