『ボディガード』『ライン・オブ・デューティ』の製作会社が、今度はBBCで裁判の行方を描く

2018年に英BBCで放送開始され大ヒットを放った犯罪サスペンス・ミニシリーズ『ボディガード -守るべきもの-』の製作会社が、再びBBCで、国中の注意を惹きつけた殺人事件の裁判の行方を描くフィクションドラマを製作することが明らかとなった。

『ボディガード』『ライン・オブ・デューティ』を製作したWorld Productionsが手掛ける全6話の『Showtrial(原題)』では、裕福な企業家の娘で傲慢なタリサ・キャンベルが、シングルマザーの娘で勤勉なハンナ・エリスの失踪について裁判にかけられる。シリーズでは逮捕の時点から判決まで両側の観点で物語が進められ、国民は富と政治、偏見に関わる裁判の詳細に取りつかれていく――。

クリエイターを務めるのは、北欧ミステリードラマ『THE BRIDGE/ブリッジ』をリメイクした英社会派ミステリードラマ『トンネル -復讐の執行人』をはじめとする『トンネル』シリーズで脚本を手掛けたベン・リチャーズ。彼は、『ハリー・ポッター』の原作者J・K・ローリングが別名ロバート・ガルブレイスで執筆した小説「Cormoran Strike」のドラマ版『私立探偵ストライク』でもペンを執っている。

『トンネル』シリーズと『私立探偵ストライク』でリチャーズとタッグを組んだWorld ProductionsのCEOサイモン・ヒースが、「犯罪事件に取りつかれてしまう人間のDNAを使い、機能していない司法制度に光を当てながら、惹きつけられるような架空の殺人事件の裁判を描けるベン・リチャーズと再び仕事ができることを嬉しく思っています」とコメントしていた。

『ボディガード -守るべきもの-』は、BBCドラマとしては過去10年間で最高の視聴者数を叩き出すヒット作となり、以前のインタビューで主人公デヴィッドを演じたリチャード・マッデン(『ゲーム・オブ・スローンズ』)が、シーズン2についてクリエイターと話を進めていることを明かしていた。また、『ライン・オブ・デューティ』は今年シーズン5がリリースされ、2020年にはシーズン6の放送を予定している。日本ではいずれもNetflixで配信中だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ボディガード ー守るべきものー』 (C) DESWILLIE

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