人気の英国ミステリードラマ『SHERLOCK/シャーロック』のクリエイターが手掛けた、英BBCと米Netflix共同制作ドラマ『ドラキュラ伯爵』が現在Netflixで配信中だが、米ABCでも青春ミステリードラマ『リバーデイル』のクリエイターによる吸血鬼をテーマにしたドラマが製作されることが明らかとなった。
『リバーデイル』や『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』でクリエイターを務めるロベルト・アギーレ=サカサが指揮を執る『The Brides(原題)』は、1960年の映画『吸血鬼ドラキュラの花嫁』を現代的かつセクシーにリブートしたシリーズとなり、力強く多様性に満ちた3人の女性を主人公にドラキュラの物語が綴られるとのこと。かなりホラー要素が投入され、パワーを与えられた不死身の女性と、伝統に反した一家が富と名声、遺産を守るさまを追うヴァンパイア・メロドラマだと紹介されている。
アギーレ=サカサによる同企画は、当初米NBCで製作されると報じられていた。その後2019年秋には、ゴシック小説「フランケンシュタイン」の作家をモデルにした新作ドラマ『The Shelley Society(原題)』とともにWarnerMediaによる新配信サービス「HBO Max」で製作されると見られたが、その後プラットフォームがABCへ移ったようだ。
アギーレ=サカサは『The Brides』の脚本を手掛けるほか、『リバーデイル』『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』でタッグを組んでいるグレッグ・バーランティ、サラ・シェクターとともに製作総指揮も担う。これまでに『リバーデイル』をはじめとするアギーレ=サカサ作品でエピソード監督を務めたマギー・カイリーが、パイロット版でメガホンを取る予定だ。
ABCはさらに、恒例の生放送ミュージカルの新作として、吸血鬼とともに怪奇ホラー作品の代表的キャラクターとされるフランケンシュタインの怪物のパロディ映画『ヤング・フランケンシュタイン』を元にした『Young Frankenstein Live!(原題)』を製作することも発表している。2007年にはブロードウェイのミュージカルにもなった『ヤング・フランケンシュタイン』の監督・脚本を手掛けたメル・ブルックスがクリエイターを務める同作は、米ABCにて2020年秋に放送予定。(海外ドラマNAVI)
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Netflixオリジナルシリーズ『ドラキュラ伯爵』