『LOST』『ウエストワールド』のドラマシリーズや『スター・トレック』『スター・ウォーズ』などの人気映画シリーズなど数々のヒット作を手掛けるJ・J・エイブラムスが、DC作品にも携わるようだ。米Deadlineなどが報じている。
エイブラムスの製作会社であるBad Robotは、ワーナー・ブラザーズの元で『ジャスティス・リーグ:ダーク』の世界を映画とTVシリーズで生み出す契約を交わしたと言われている。この契約はまだかなりの初期段階であり、現時点では具体的に製作が予定されている特定のプロジェクトやキャラクターはないという。Bad Robotのハナー・ミンゲラとベン・スティーブンソンは、近いうちに製作のためタレント事務所や脚本家たちとのミーティングを行うとも伝えられている。
『ジャスティス・リーグ:ダーク』は、2011年9月号のジャスティス・リーグ:ダーク1で初登場し、DC作品としては比較的に歴史が浅い。同作は、ワンダーウーマン、バットマン、スーパーマン、アクアマン、フラッシュなど正統派ヒーローたちの範囲を超えた凶悪犯罪に対して、一風変わったアンチヒーローであるジョン・コンスタンティンをはじめ、ユニークなパワーと個性を持っている者たちが活躍する。マダム・ザナドゥ、幽霊のデッドマン、炎を操るシェイド・ザ・チェンジングマン、逆さ言葉の魔導士ザターナ、スワンプシング、吸血鬼であるアンドリュー・ベネット、シェイプシフターのブラックオーキッド、スパイだったドクター・ミスト、フランケンシュタイン、ギリシャに由来するこの世に災いをもたらしたパンドラ、治癒の力を持つナイトメア・ナースなども出てくる。
エイブラムスがこれらのプロジェクトで監督を務めるかどうかは未定。だが、ミンゲラはワーナー・ブラザーズのDCベース映画プロダクション部のウォルター・ハマダと協力し、スティーブンソンは社長兼最高コンテンツ責任者のピーター・ロスとスーザン・ロブナー、ブレット・ポール社長を含むワーナー・ブラザーズのテレビグループと連携を取っているという。
エイブラムスはディズニー製作の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が10億ドル(約1100億円)以上の成功し、現在HBOの壮大なSFファンタジードラマ『Demimonde(原題)』のショーランナー候補と会っているそうだ。同作は、恐ろしい抑圧的な力に対する世界の戦いが描かれるもので、2001年の米ABCで放送された『エイリアス』以来エイブラムスが単独で製作するドラマになる。
果たして、エイブラムスはDCコミック作品でもヒットを飛ばすのか。続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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