2017年夏に報じられた、尾田栄一郎の大人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」がドラマ化されるというニュースを覚えている方も多いだろう。それから2年半が経ったこの度ようやく続報が届き、Netflixで製作され、全世界独占配信となることが発表された。また、それに合わせて尾田のコメントも到着している。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、全世界累計発行部数は4億6000万部を超える「ONE PIECE」。伝説の"海賊王"ゴール・D・ロジャーの残したと言われる「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐって、主人公モンキー・D・ルフィ率いる海賊"麦わらの一味"が冒険へと繰り出す壮大な物語だ。
NetflixがTomorrow Studios、集英社と提携し、全10話のドラマシリーズが製作される。Tomorrow Studiosは、大人気ドラマ『プリズン・ブレイク』などを制作したほか、アニメ『カウボーイビバップ』の実写化も手掛けるスタジオだ。脚本を担当するのは、J・J・エイブラムスの制作会社Bad Robot Productionsを経て、『エージェント・オブ・シールド』『Marvel ルーク・ケイジ』といったマーベルドラマでペンを取ってきたマット・オーウェンズ。製作総指揮には、そのオーウェンズのほか、『プリズン・ブレイク』のマーティ・アデルスタイン、『LOST』のスティーブン・マエダ、『アクエリアス 刑事サム・ホディアック』のベッキー・クレメンツ、そして原作者の尾田などが名を連ねる。
尾田は「2017年に製作を発表したんですけど、時間かかるのよいろいろ! 水面下でずーっとじわじわ準備が進んでます。そして今回、これを発表していいそうです。あの世界一の動画配信サービス、Netflixが大きく力を貸してくれることになりました! 心強い!! シーズン1の10話でストーリーがどこまで進むのか。配役はどうなるの!? もう少しお待ちください。そしてご期待ください!!」というコメントをルフィのイラスト入りで発表している。
過去にも実写映像化のオファーは多数あったものの、原作者と編集部が様々なハードルを乗り越えられると確信できたことから実現したという本企画。20年来のファンだというアデルスタインは実写化が発表された当時、「TVドラマ史上、歴代トップレベルの莫大な製作費がかかることが予想されますが、世界中がこの作品に注目している点を考えると、巨額な製作費をかけることは当然であると思っています」とコメントしていた。ハリウッド版ということはキャストの多くは日本人以外の俳優が演じるの?チョッパーはCGになるの?など、尾田が言うように配役がどうなるのかも気になるところ。そんなキャスティングなどの続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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「ONE PIECE」第1巻(英語版)書影
『ONE PIECE』尾田栄一郎コメント画像
Netflixオリジナルシリーズ『ONE PIECE』