これで4度目...『ストレンジャー・シングス』のあの子役が手術

世界中で大ヒットしているNetflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。同作で活躍する子どもたちのうち、ダスティン・ヘンダーソンを演じるゲイテン・マタラッツォが手術をしたことが明らかになった。米Entertainment Weeklyが報じている。

現在17歳のゲイテンは、自身のInstagramでこれが4度目になるという手術前の写真を投稿。病院のベッドに横たわるゲイテンは「4度目の手術! 今回のは大変だよ。鎖骨頭蓋形成不全症のこと、それで困っている人たちを助ける方法を知りたいと思ったら、ccdsmiles.orgを見てほしい」とのメッセージを発している。


ゲイテンが患っている鎖骨頭蓋形成不全症とは、鎖骨の低形成または無形成、広く開大した泉門および骨縫合の遺残、ならびに多発性の歯牙異常を特徴とする骨発育異常症。14歳だった2016年、彼は自身の難病についてこう話していた。「この病気になる可能性は100万分の1で、ほとんどの場合は遺伝らしいけど、俺の場合はそうじゃなくてたまたまなんだ。俺の症状はとても軽度だから、そんなに大変な影響はないけど、悪化して大ごとになる可能性もある」

また2018年のインタビューでは、「オーディションで役を得られなかったのは、この病気による舌ったらずな話し方や歯や身長のせいもあるよ。1週間で3つのオーディションを受けても全部落ちるんだ」と述べていた。そんな状況は、2015年に受けた『ストレンジャー・シングス』のオーディションで一変する。「オーディションの部屋でストレッチしてたらスタッフが、"待って待って! 今どうやったの?"って聞くんだよ。"何のことですか? ストレッチをしただけです"と答えたら、"いや、もう一回やって見せてくれないか。何でそんなことができるんだ? 肩と肩がひっついているじゃないか"って言われたんだ。それで、自分の病状を話したんだよ。生まれた時からこのせいで、歯をはじめ、いろんなものに影響していることをね。そんなわけでシーズン1のダスティンには歯がないのさ。今もまだ器具を入れているんだ」

意外なことをきっかけにオーディションで病状について語ったゲイテン。自身の病状を公にしてからは、この病気に苦しむ人のために寄付を募ったり、病気への理解を深めるために活動する先述のCCD Smilesという非営利団体に協力している。同団体サイトのトップページでは、ニッコリと笑うゲイテンの姿を見ることができる。

「みんなからの反響は素晴らしいよ。たくさんのメッセージをもらうんだ。"おかげで気分が晴れました。あなたはTVでこういう病気だってことをもっと伝えていいと思う"って感じにね。この病気に対する理解を深めるための助けになれたのなら嬉しいな」

病気と向き合いながらも、役者として活躍するゲイテン。そんな彼が出演しているNetflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』はシーズン1~3が配信中。(海外ドラマNAVI)

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Netflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』