チャーリー・シーンの後釜はアシュトン・カッチャーじゃなくてヒュー・グラントの予定だった!

『ザット"70sショー』やNetflixの『The Ranch ザ・ランチ』で知られるアシュトン・カッチャー。彼が出演したシットコムシリーズ『ハーパー★ボーイズ』で、2003年の番組開始当初から主演を務めていたのはハリウッドのお騒がせ男チャーリー・シーン。度重なる問題行動の末、本作をクビになったチャーリーに代わり2011年のシーズン9から主演を引き継いだのがアシュトンだ。シーズン12まで続いた本作を振り返り、アシュトンが今だから明かせる驚きの舞台裏を明かしてくれた。米Cinemablendが報じている。

そもそもシーズン1からシーズン8まで、チャーリー・ハーパー役で主演していたチャーリーが『ハーパー★ボーイズ』を解雇されたのが2011年。そしてチャーリーが去った後のシーズン9から12までは、アシュトンを主演に迎えて継続した。シーズン9の第1話はチャーリーの葬儀から始まると言う驚きの展開から幕を開け、アシュトンはアラン・ハーパー(ジョン・クライヤー)の友達ウォルデン・シュミット役で登場した。

アシュトンは、「(クリエイターの)チャック・ロリーに会ってみたら、とても頭の良そうな人だと思ったよ。演じる僕からしてもとても面白いキャラクターのアイデアを持っていたしね」と当時を振り返り語った。

「でも結局僕が演じたのはそのキャラクターではなかったんだ。台本をもらって、‟あれ? これ話が違うよね"と言ったんだけど、‟準備はいいかい?"ってロリーに言われて...」と当初話していた役どころとは全く違うタイプのキャラクターを演じることになったと明かす。

「すごく大きな話になるよ。大きなね」というロリーの言葉に乗せられたというアシュトンは、「でもまあ最悪の場合、めちゃくちゃな話を持ってこられても、それが何だと思ってね。よしやってみようと演じたら、とても楽しかったんだよ」と語った。

そして驚いたことに、チャーリーが番組を降ろされた後に最初に後任の候補に挙がったのは、なんと英国俳優のヒュー・グラント(『英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件』)だったそう。アシュトンの前に起用される予定だったというが、その話は現実にならず、結局アシュトンが主演する事になった。

ヒューが参加していたらと想像する『ハーパー★ボーイズ』も気になるが、アシュトンのあのキャラクターも大好評で、結局本作は主演の交代劇があったものの、その後4年間、シーズ12まで継続したのはご存知の通り。

よって、アシュトンの配役もロリーのキャラクター設定も正解だったと言えるのかもしれない。そんなアシュトンが現在製作総指揮そして主演を務めるNetflixの『The Ranch ザ・ランチ』は現在パート8まで配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:アシュトン・カッチャー© ABC/Randy Holmes/ ヒュー・グラント© babiradpicture – abp