『SHERLOCK/シャーロック』マーティン・フリーマンが警察官に!

英BBCの人気ミステリードラマ『SHERLOCK/シャーロック』のジョン・ワトソン役で知られるマーティン・フリーマンが、同局の新作ドラマで警察官を演じることが明らかになった。米Deadlineが報じている。

BBCの警察ドラマ『レスポンダー 夜に堕ちた警官』主演に!

『レスポンダー 夜に堕ちた警官(原題:The Responder)』というタイトルの本作は6話構成で、マーティンが演じるのは夜勤の警察官であるクリス。リバプールで勤務するクリスは新米警官のレイチェルとパートナーを組んでおり、各エピソードで毎回異なるシフトの出来事が描かれるという。本作の概要は「非常に面白く、痛いくらいに悲劇的」と描写されており、マーティン演じるクリスは、リバプールを犯罪から守りながらも自身の結婚生活は破綻しかかっている設定。英国の警察官の現実と、クリスという警察官の複雑な人物を描いたものになるとのことだ。

そんな物語を作るのは、TVドラマの脚本を執筆するのはこれが初めてだというトニー・シューマカー。元警察官である彼は、脚本を書きたいという夢を今回ついに実現させた。そんな新人脚本家のシューマッカーを指導したのはジミー・マクガヴァーン(『私立探偵フィッツ』『司祭』)。プロデューサーにはローレンス・ボーウェン(『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』)、クリス・ケアリー(『刑事リバー 死者と共に生きる』)らが名を連ねる。

マーティンは本作について、「トニーの書いた『レスポンダー』の脚本にすぐに親近感を覚えたんだ。今まで見たことも読んだこともないようなものに感じたよ」とコメント。そしてボーウェンは、「トニーはこれまで一緒に仕事をした新人脚本家の中で最も才能豊かな一人。キャラクターにトラウマ、共感、詩的情緒、ユーモアを植え込む能力が飛び抜けている」と述べた。

なお、BBCは現在新人脚本家を積極的に起用しているようで、本作のほかにもTV用の脚本を初めて手掛けた脚本家たちによる3本のドラマ、『Chloe(原題)』『My Name Is Leon(原題)』『Superhoe(原題)』の製作を進めているという。

『SHERLOCK』でジョン・H・ワトソンを演じていたマーティンが警察官に扮する『レスポンダー』は2022年8月10日(水)よりスターチャンネルEXで放送。9月19日(月・祝)23:00よりBS10 スターチャンネルで放送開始となる。(海外ドラマNAVI)

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『SHERLOCK/シャーロック』
Robert Viglasky © Hartswood Films 2013