1990年代に社会現象を巻き起こした大ヒット青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(以下『ビバヒル』)のディラン役で知られるルーク・ペリーが、昨年52歳の若さで亡くなってから1年が経つ。そんな3月4日(水)の一周忌に、元共演者たちが、ソーシャルメディアなどでルークへの思いを改めて綴った。米Entertainment Weeklyなどが報じている。
のルークとの『ビバヒル』撮影当時と思われるモノクロ写真をInstagramに掲載したアイアン・ジーリング(スティーブ・サンダース役)は、「ルークが亡くなってもう1年が経つなんて信じられないよ。時が経てば傷は癒えるけれど、失った痛みは永遠に消えない。友よ、寂しいよ」とコメントした。
また、ブランドンとブレンダの母シンディ・ウォルシュ役のキャロル・ポッターも、Instagramにカウボーイハットをかぶって子豚を抱えるルークの写真を掲載。「ルークに敬意を表して、四旬節もあり私は豚肉を様々な形で食べることをやめました。豚は非常に知的な動物であり、ルークは時々彼の子豚ちゃんを現場に連れてきていました。私に賛同する人はいますか?」と当時のルークの様子を公表しつつ語った。
また亡くなった当時にルークが出演していた米CWのミステリードラマ『リバーデイル』で、彼が扮する主人公アーチーの父親フレッド・アンドリュースの元妻メアリー・アンドリュースを演じたモリー・リングウォルドも、彼の写真に「素晴らしい人を失ってもう1年なんて信じられないわ。あなたの存在をまだ感じるし、毎日寂しく思っているわ、私の友達よ」とコメント。
そして、『ビバヒル』ブランドン・ウォルシュ役のジェイソン・プリーストリーも、ルークに寄せる想いをInstagramに。『ビバヒル』当時の二人が肩を組んでいる写真を載せ、「言葉がない。寂しいよ、兄弟。安らかに眠れ」とコメント。言葉少なにかつての共演者へ想いを馳せた。
ジェイソンは、今年1月に地元カナダのiHeart Radioが開催したイベントに登場し、以下のように語っている。
「実は今日、ある葬儀に出席していたんだ。ルークのことを思わずにはいられなかったよ。彼を失ったという事実を。誰にでも悲劇は起こると改めて認識させられた。時が経つとともに傷は少しずつ癒えていくはずだけど、実際はまだやっぱりあの日の気持ちのままなんだ。妻と今日話をしたんだよ。ルークが亡くなった時、彼の人生やキャリア、すべてが不完全な形で終わったように感じた。だからこそとても辛いよ。ルークはまだ道のりの途中だったと思えるから。52歳なんてまだまだ若い。そんな若さで亡くなったから、とても悲劇的なんだ」
ルークは、2019年2月27日に重度の脳卒中のため病院に緊急搬送され、その後鎮静剤を施され監視下に置かれていたが、そのまま帰らぬ人となってしまった。亡くなる前日の3月3日には、ブレンダ役のシャナン・ドハティがインタビューで、「ルークのことはこれ以上話せないわ。だって涙が出そうになるから。彼のことを愛しているし、ルークも私のその想いを知っているわ。だって、ルークよ。私のディラン・マッケイなんだもの」とこみ上げる感情を抑えながらコメントしていた。
ルークが出演していた『リバーデイル』は、シーズン4の第1話をルークの追悼エピソードとすることを決め、シャナンが特別ゲストとして出演した。ゲスト出演も噂されていた『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のリブート版となる『ビバリーヒルズ再会白書』では、残念ながらルークの姿は見られなかったが、彼を思うキャストの心情が描かれる作品となっている。(海外ドラマNAVI)