『Veep/ヴィープ』のエミー賞受賞俳優、新作ドラマで双子役に!

2012年から7シーズン続いた政界を舞台にした米HBOのコメディドラマ『Veep/ヴィープ』における主人公セリーナ・メイヤーの忠実なる右腕ゲイリー・ウォルシュ役でエミー賞の助演男優賞を2度受賞したトニー・ヘイル。彼が、米Huluの新作ドラマ『The Mysterious Benedict Society(原題)』に双子役として出演することになった。米Entertainment Weeklyが報じている。

原作は、トレントン・リー・スチュワートによる同名の児童書シリーズ。風変わりな後援者によって集められた才能ある4人の孤児たちが極秘任務を遂行していくというファンタジーだ。表向きは寄宿学校に暮らしている子どもたちが、実際は世界的陰謀を阻止することに奮闘しつつ、新しい家族のような関係になっていく様子が描かれる。

映画『トイ・ストーリー4』で登場した先割れスプーンのおもちゃ・フォーキーの声優や、コメディシリーズ『ブル~ス一家は大暴走!』のバスター・ブルース役でも知られるトニー。本作では、タイトルにもなっている「Mysterious Benedict Society(神秘的なベネディクトの協会)」の代表で、世界を救うために孤児たちを集めた愛想の良い奇抜な天才のミスター・ベネディクトと、彼の双子であるイライラするほど鋭くしっかり者のミスター・カーテンという一人二役を務める。コメディ俳優として定評があり、『ブル~ス一家は大暴走!』でも双子と関わりのあるキャラクターを演じていたトニーがこの双子をどう演じ分けるのか、気になるところだ。

ショーランナーは『ヤング・スーパーマン』『シャドウハンター:The Mortal Instruments』といった人気ドラマにも携わったダレン・スウィマーとトッド・スラブキン。企画・脚本を、大作映画『イーオン・フラックス』『タイタンの戦い』のマット・マンフレディとフィル・ヘイが担当する。そして製作総指揮には、マンフレディとヘイのほか、医療ドラマ『しあわせの処方箋』のジェイミー・ターセスやアカデミー賞作品賞を受賞した伝記映画『ビューティフル・マインド』のカレン・ケーラ・シャーウッドも名を連ねている。

トニーの演技はもちろんのこと、才能ある子どもたちが秘密の任務をどのように遂行していくのかも楽しみな『The Mysterious Benedict Society(原題)』の製作はまもなく開始される予定。

また、『Veep』ファミリーではダン・イーガン次席報道官を演じたリード・スコットも新作ドラマが決まっている。彼が主演・製作総指揮を務める米NBCの『Echo(原題)』は、過去の世界へ戻り、殺されることが分かっている被害者の身体の中に送り込まれた捜査官が、事件が起きるのを止めようとするというスリリングな犯罪捜査もの。リードは、この捜査に自ら望んで加わるFBI捜査官デヴィッドを演じる。共演は『トゥルーブラッド』のジャニナ・ガヴァンカー、『オークワード ~不器用ジェナのはみだし青春日記~』のウィサム・キーシュ、『LAW & ORDER ロー&オーダー』のリチャード・ブルックス。

『Veep/ヴィープ』はシーズン1~6がAmazon Prime Videoで配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:

双子役だとこんな感じ?トニー・ヘイル
(C)SAG