【ネタばれ】『グレイズ・アナトミー』シーズン16の降板劇で不満爆発!? メレディスとリンクがコメント

米ABCで2019年9月から放送を開始した大人気医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』のシーズン16。本シーズンをもって、オリジナルキャラクターの一人だったアレックス役のジャスティン・チェンバースが降板することはすでにお伝えしている通りだが、彼の最後の展開にファンからは不満の声が上がっている(※本記事は、同シリーズの重要なネタばれを含みますのでご注意ください)。

シーズン16の途中から行方が分からなくなっていたアレックスは、元妻イジー(キャサリン・ハイグル)を探し出して再会し、彼女が自分との子どもを育てていることを知る。ジョー(カミーラ・ラディントン)の元へ戻るつもりでいたアレックスだったが、子どもたちのそばにいたいと考え、イジーと一緒になる決断をし、手紙でジョーに別れを告げ、離婚届も送付した...というのが、彼の最後の物語だった。

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最後にアレックスの出番がほとんどなかったこと、さらに手紙でジョーに別れを告げる展開にファンからは不満の声が噴出したが、主人公メレディス役のエレン・ポンピオは「最高の門出」と擁護のコメントを出したと英Digital Spyが報じた。

Instagramにメレディスとアレックスの歴史をまとめた動画を投稿したエレンは「ありがとう! みんなは本当に最高の最も情熱的で忠実なファンよ。みんなのために、私たちは素晴らしい番組を作ってくることができた...みんなのために、私たちはTVの歴史を作ってきたの!」とファンへ語りかけた。

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Hi here I go again ... Thank YOU! You are truly the best most passionate most loyal fans anyone could ever ask for. Because of you we got to make great tv... because of you we got to make television history! I say often life is hard and thank God it is because like I tell my kids... it shows us what we are made ...of how strong we really are and let"s face it... without the lows there would be no dancing it out or celebrating this incredible experience we call life. Thanks to our national treasure @therealdebbieallen and the writers for giving Alex Karev the best send off. Thanks to @shondarhimes for creating the most amazing character. For me personally for Karev to go back to the beginning.... was the best possible storyline. It pays homage to those incredible first years and the incredible cast ...that created a foundation so strong that the show is still standing. So let"s not be sad. As our fearless leader DA always says let"s PULL UP and celebrate the actors the writers and the fantastic crew who make this show come to life every week. No matter what the challenge or how tired we all are in the end... you keep us going.....That is worth dancing it out over! So much love and gratitude to you all. Xo E

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続けて、「私たちの国宝デビー・アレン(製作総指揮)とアレックス・カレフに最高の門出を用意してくれた作家たち、そして素晴らしいキャラクターを作り上げてくれたションダ・ライムズ(クリエイター)のおかげよ。個人的には、カレフが最初に戻ったことが最高のストーリーラインだったわ。素晴らしい1年目と、ショーが(16年が経った)現在も続けていられるほど強固な基盤を作ってくれた素晴らしいキャストに敬意を。だから悲しいことなんてないわ」と製作陣、過去のキャスト、そしてこれまでの歴史に感謝の気持ちを述べた。

シーズン15から登場している整形外科医アティカス・"リンク"・リンカーン役のクリス・カーマック(『The O.C.』)もアレックスの最後について米Peopleのインタビューに応え、「アレックス・カレフの16年におよぶ物語を番組で振り返ることができて、とても美しかったと思う」と前向きに受け止めたことを明かした。「単なる場面写真のフラッシュバックじゃない、ファンのみんなと長い時間をかけて一緒に作り上げてきたシーンの振り返りだったからこそ、とてもパワフルに感じた」と述べている。

米Entertainment Weeklyは、アレックスの最後の展開は作家たちにとっても難しい問題だったに違いないと伝えている。ジャスティンがシーズン途中での降板を発表し、彼の出演なしでエピソードをまとめなくてはいけなくなったためだ。さらに、ファンから愛されていた、シーズン1第1話から登場していたオリジナルキャラクターにふさわしいものを作り上げなくてはいけないというハードルも超えなくてはいけなかった。

過去には、キャストの降板に伴い、"死"という最悪の形で最期を迎えたキャラクターもいた。しかし、アレックスが母親の家に向かう途中で交通事故に遭ったという旨の電話をメレディスが受け取ることは想像できただろうか。ミランダ・ベイリー医師(チャンドラ・ウィルソン)のインターンとして着任した同期5人は、ジョージ(T・R・ナイト)が死に、イジーが去り、クリスティーナ(サンドラ・オー)はスイスへ移住。気づけばアレックスとメレディスの二人になった。信頼を築き上げた二人の関係は、メレディスがアレックスを「My person」と呼ぶほどのもので、そんな彼をここで死なせるわけにもいかなかったはずだ。(もちろん、ジョーの夫としても...)

様々な意見が飛び交う中、ショーランナーのクリスタ・ヴァーノフは声明でアレックスへの思いを次のように話している。「アレックス・カレフに別れを告げることは不可能に近い。それは、私にとっても、『グレイズ・アナトミー』のすべての作家にとっても、ファンにとっても同じことはずよ。私たちはアレックスについて書くことが好きだった。そして、ジャスティン・チェンバースが表現するアレックスを見ることが大好きだったわ。16シーズン、16年間、私たちはアレックス・カレフとともに成長してきた。私たちは彼の限界に失望し、彼の成長に触発され、彼を深く愛し、彼を最高の友人の一人と思えるようになった。彼のことはひどく恋しく思うはずよ。そして、私たちの番組に、私たちの心に、ファンに、世界に影響を与えてくれた彼に感謝し続けるでしょうね」

ただ気になるのは、先月劇中でアレックスの妻ジョーを演じるカミーラ・ラディントンの懐妊のニュースが発表されたこと。それが今後の展開に影響を与えるのかにも注目が集まっている。アレックスをめぐる物語は本当にここで幕を閉じるのか、それとも...。今後の展開にも目が離せない『グレイズ・アナトミー』は最新のシーズン16がWOWOWプライムにて4月29日(水・祝)より日本初放送。本日4月4日(土)より第1話先行無料放送がスタートする。(海外ドラマNAVI)

Photo:『グレイズ・アナトミー』公式インスタグラムより