『24』キーファー・サザーランドの母である女優シャーリー・ダグラスが死去

4月5日(日)、日本でのリメイクも進行中の大ヒットドラマ『24 -TWENTY FOUR-』シリーズのジャック・バウアー役でおなじみのキーファー・サザーランドの母でカナダ人女優のシャーリー・ダグラスが、肺炎の合併症により亡くなった。今月2日に86回目の誕生日を迎えたばかりだった。米Varietyが報じている。

キーファーは自身のTwitterで母の死を報告しており、シャーリーの肺炎は世界中で大流行している新型コロナウイルス(COVID-19)とは無関係であると明言している。

「今朝早く、私の母、シャーリー・ダグラスが肺炎の合併症により亡くなりました(COVID-19とは関係ありません)。母は、並外れた人生を送った非凡な女性でした。悲しいことに、彼女は随分と長い間、健康上の問題と闘ってきて、私たち家族はこの時が来ることを覚悟していました。コロナウイルスにより突然愛する人を失った皆さん、あなたたちのことを思うと胸が張り裂けそうです。どうかご無事で」

シャーリーは、カナダで初めて包括的公衆医療制度を採用し「医療の父」と呼ばれる政治家トミー・ダグラスの娘として1934年に誕生。1952年にロンドンにある名門の王立演劇学校(RADA)を卒業した後、5年ほど英国で舞台やTVドラマに出演し、1960年代後半からはしばらくアメリカで暮らしていた。主な出演作品は、1988年のデヴィッド・クローネンバーグ監督の映画『戦慄の絆』や1990年代の犯罪ドラマ『ハット・スクワッド』、2006年のミニシリーズ『9.11への道』など。1997年には、トロントにある北米最古の現役劇場、ロイヤル・アレキサンドラ劇場で上演された舞台『ガラスの動物園』にて息子のキーファーと共演。生涯を通じてアメリカの公民権運動やカナダの公衆衛生問題などに貢献し、2003年にはカナダ勲章を与えられた。

キーファーは、そんなシャーリーとドナルド・サザーランド(『アウトブレイク』『クロッシング・ライン ~ヨーロッパ特別捜査チーム~』)の間の子ども。シャーリーとドナルドは1966年に結婚していたが4年後に離婚し、幼かったキーファーは母シャーリーに引き取られていた。(海外ドラマNAVI)