現在、世界中で話題をさらっているNetflixのドキュメンタリー番組『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』。そのドラマ化企画を、『Glee/グリー』『アメリカン・ホラー・ストーリー』といった人気ドラマを生み出しているライアン・マーフィーと、『コード・ブラック 生と死の間で』などで知られるロブ・ロウが進めていることが分かった。米Screen Rantが報じている。
『タイガーキング』は、トラに魅せられたエキセントリックな私設動物園の園長、ジョー・エキゾチックが犯した罪の数々や私恨、トラの繁殖にまつわる知られざる裏の世界を描くドキュメンタリー番組。まさに、「事実は小説よりも奇なり」と言いたくなる内容が大きな話題となり、本番組は3月20日に配信開始されてからの10日間で米国内における合計視聴者数が3430万人に上った。これは、大人気SFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3が樹立した3630万人に迫る記録となる。
ロブはInstagramでジョー・エキゾチックに仮装し、トラの代わりに飼い犬と一緒に写った画像を投稿して、「ロブ・エキゾチックだ。更新:ライアン・マーフィーと一緒に、このクレイジーな物語を我々のバージョンで描く企画を進行させている。お楽しみに!」というコメントを添えている。
マーフィーは実際に起きた事件を描くアンソロジーシリーズ『アメリカン・クライム・ストーリー』で製作総指揮を担当しており、すでに実録ドラマを製作して高い評価を得ているだけに今回も期待が持てそうだ。
そして、ジョー・エキゾチックと対立し、ジョーが暗殺者を雇って殺害しようとしていたトラの愛護活動家キャロル・バスキンを主人公にしたミニシリーズの企画も進んでいるとのこと。こちらは、人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』出身で、リブート映画『ゴーストバスターズ』などに出演しているコメディエンヌのケイト・マッキノンが、キャロル役で主演・製作を務めることが決定している。
全7話構成となる『タイガーキング』はNetflixにて配信中。また、ジョエル・マクヘイル(『コミ・カレ!!』)がホストを務める同ドキュメンタリーの特別編『The Tiger King and I(原題)』が米Netflixで4月12日(日)より配信されている。(海外ドラマNAVI)
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『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』