大ヒット映画『アベンジャーズ』後の世界を舞台に、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.の活躍を描いたスピンオフドラマ『エージェント・オブ・シールド』。本作のファイナルシーズンに、『エージェント・カーター』のキャラクターが登場することが明らかになった。米Entertainment Weeklyが報じている。
そのキャストとは、ダニエル・スーザ役のエンヴェア・ジョカイ。『エージェント・カーター』は2016年にわずか2シーズンで幕を閉じてしまったが、演じるエンヴェアはまさかこのような形で4年後にスーザとして復活するとは思っていなかったようだ。「頭の片隅にもなかったよ。カムバックするのはいつでも大歓迎だったけど、俳優としてその役が終わってしまったら次に進まないといけないから、そんな時間はないと思っていたよ」
実はこれまでにこの2作品は、実質的なクロスオーバーをしたことがない。なぜなら、設定されている時代背景が異なるからだ。『エージェント・カーター』は1940年代で、『エージェント・オブ・シールド』は基本今の世界だから。『エージェント・カーター』の主演を務めたペギー・カーター役のヘイリー・アトウェルはフラッシュバッグで『エージェント・オブ・シールド』シーズン2の第1話と第8話に登場したことがあるが、『エージェント・カーター』の放送前になる。
今年1月に公開された『エージェント・オブ・シールド』ファイナルシーズンのファーストルックでは、クラシックな装いのLMD(アンドロイド)とクロニコムを混合した技術を使って生み出されたフィル・コールソンと、デイジー、マック、ディークの姿があり、時代を遡って1931年のニューヨークにたどり着いていた。このことから、1940年代を舞台にしている『エージェント・カーター』のスーザが登場できるものと思われる。(ちなみに、スーザ役のエンヴェアは本作の本家である2012年公開の映画『アベンジャーズ』にも出演している。ニューヨーク決戦が行われている中で、キャップから人々誘導させるよう指示された若手警察官役)
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-- Marvel"s Agents of S.H.I.E.L.D. (@AgentsofSHIELD) January 1, 2020
共同ショーランナーのジェド・ウェドンは、「特に、S.H.I.E.L.D.の歴史オタクとも言えるコールソンが、過去に足を踏み入れることがとても楽しみです。スーザとコールソンが上手くやっていくいい機会なのです」と述べた。
エンヴェアは、「似た者同士のスーザとコールソンが同じシーンで登場するなんて、全く予想していなかったけど、とても楽しみだよ」と喜びを伝えた。
全13話となるファイナルシーズン『エージェント・オブ・シールド』は、5月27日(水)より米ABCで放送スタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:『エージェント・オブ・シールド』『エージェント・カーター』(C)ABC Studios & Marvel