Netflixの大人気SFホラー『ストレンジャー・シングス 未知の世界』では、"アップサイドダウン(裏側の世界)"と呼ばれる異世界の怪物に登場人物が乗っ取られて別人のようになってしまうことが何度か起きてきたが、あの人も同じような目に遭ったようだ。
英Digital Spyによると、スティーブ役のジョー・キーリーがTwitterでハッキングの被害に遭ったという。4月20日(月)、ジョーのアカウントは何者かに乗っ取られ、人種差別を含む非常に不快な内容のツイートが連続で投稿された。ジョーがもともとあまり頻繁に更新していなかったこともあり、それらの投稿を目にしたファンたちがいち早く異変に気付き、twitter上で「ジョーにハッキングされてるって教えてあげて!」という呼びかけが自然発生。おかげでTwitter運営側が早々にアカウントを停止することができた。
ハッカーによるこれらの投稿は現在はすでに削除されているが、ジョーをはじめとした『ストレンジャー・シングス』のキャストに対する悪意のあるコメントも含まれていたとのこと。ジョーのアカウントを乗っ取ったとされる人物は、ジョーのアカウントを利用して投稿したツイートを自身のアカウントでもリツイートしており、「今、私はジョー(のアカウント)を乗っ取っている」という声明も残していた。現在、そのアカウントは凍結されている。
翌21日、ジョーは回復した自身のアカウントで一連の悪意ある投稿について以下のように説明し、ファンに謝罪した。
Hey everyone, I was hacked as I"m sure everyone knows. What a bummer that someone would go to such great lengths to spread hate. I want to apologize for the horrible comments that were posted, it was deeply upsetting to me. Much love to you all in these crazy times.
— Joe Keery (@joe_keery) April 21, 2020
「みんなも知っての通り、ハッキングされてしまった。誰かが憎しみを広げるためにこんな労力をかけるなんて、なんて残念なことだろう。投稿された恐ろしいコメントについて謝罪したい。心底腹立たしい。異常な日々だけど、みんなに愛を送るよ」
ハッカーの悪意ある行動は残念だが、ファンの善意に満ちた行動で早目に対処できたのは不幸中の幸いと言えるのではないだろうか。
ジョーが出演する『ストレンジャー・シングス』は、新型コロナウイルスの影響によりシーズン4の製作が中断している。シーズン1~3はNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)
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Netflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス