『ベター・コール・ソウル』シーズン6で、気がかりなキャラクターたち

大人気ドラマ『ブレイキング・バッド』のスピンオフドラマ『ベター・コール・ソウル』がシーズン6をもって終了することはすでにお伝えしている通り。このほど、ショーランナーのピーター・グールドがファイナルシーズンで"気がかりな"キャラクターについてコメントした。(※『ベター・コール・ソウル』シーズン5最終話のネタばれを含むのでご注意を)

グールドが気にしているのは、レイ・シーホーン演じるキム。「今シーズン(シーズン5)の最後から2番目のエピソード(第9話)のタイトルは、"悪い選択がもたらす道(Bad Choice Road")。そして確かに、キム・ウェクスラーが悪い選択の道にいるように見えるね」とグールドは米The Wrapのインタビューでその理由を説明している。

シーズン5のファイナルでは、キムがプロボノ(無料弁護)活動をするために弁護士事務所シュワイカート&コークリーでの仕事を辞める姿が描かれ、番組全体が主人公ジミー(ボブ・オデンカーク)のソウル・グッドマンへの旅の話ではなく、キムのダークサイドへの旅の話になるのではと思わせるほどだった。

主演のボブも、「彼女は本当にこのドラマの謎なんだ。これまで、僕らはジミーがソウルになるまでの過去を描いていたと思う。それは素晴らしい旅だった。今の疑問は、キムって誰?ってことだろう」と米Deadlineのインタビューでキムというキャラクターについて話している。

キムは本家『ブレイキング・バッド』に登場しないキャラクターであるが、必ずしも殺されることを意味するわけではない。ボブは「『ブレイキング・バッド』の時代でも二人は一緒にいると思う人たちに私は同意する。彼女が死なないことを望み、そして彼がジーンであるときにすべてが終わったら何らかの繋がりがあるといいね」と米Entertainment Weeklyに語った。

来シーズンについては、ナチョ(マイケル・マンド)がどうなるかについても心配しているとグールドは述べる。「ナチョがどうなるかわからない。彼は深く、深刻な問題に直面している」と述べる。麻薬王ガス(ジャンカルロ・エスポジート)とカルテルのボス、ドン・エラディオ(スティーヴン・バウアー)の間に挟まれたナチョは一体どうなるのか...。

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キムもナチョも『ブレイキング・バッド』には登場しないため、シーズン6でどんな道を辿るのか気になるところ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ベター・コール・ソウル』(c)Greg Lewis/AMC/Sony Pictures Television