『ウォーキング・デッド』のあの人も!「秘密結社ベネディクト団」のドラマ化、キャスト8名が決定

米作家トレントン・リー・スチュワートによる2007年に出版された冒険小説「秘密結社ベネディクト団」。続編や前日譚などシリーズ化もされ、日本でも人気の高い本作が米Huluでドラマ化されることが決定した。このたび出演キャストが明らかとなり、大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』でシーズン9よりウィスパーラーズのベータ役を演じるライアン・ハーストほか7名の名前が発表された。米Deadlineが報じている。

『Mysterious Benedict Society(原題)』の原作は児童書「秘密結社ベネディクト団」で、風変わりな後援者によって集められた才能ある4人の孤児たちが極秘任務を遂行していくというファンタジー。

小説のあらすじは、新聞に掲載された謎めいた広告を見て集まった大勢の子どもたち。風がわりで手強いテストを勝ちぬいてみごと合格したのは、孤児や家出少年など、ワケありの4人だった...。選ばれた4人に与えられたのは、巨大な陰謀に立ち向かう、命がけの使命。4人の精鋭は"秘密結社ベネディクト団"を結成し、スパイとして寄宿学校「天才アカデミー」に潜入、黒幕である校長のミスター・カーテンの悪だくみを暴いていく――。

20200428-00000012-dramanavi-1-00-view.jpg『ウォーキング・デッド』でベータ役を演じるライアン・ハースト

ライアンは、"秘密結社ベネディクト団"の無愛想な試験監督ミリガン役を演じ、そびえ立つような高身長にもかかわらず、悲しさを感じさせる彼に脅威を感じることはないという。

RIDE_0404_AF_0408_0386-RT.jpg『ライド with ノーマン・リーダス』出演時のライアン・ハースト

当サイトでも3月にお伝えしたが、米HBOのコメディドラマ『Veep/ヴィープ』で主人公セリーナ・メイヤーの忠実なる右腕ゲイリー・ウォルシュ役でエミー賞の助演男優賞を2度受賞し、コメディシリーズ『ブル~ス一家は大暴走!』のバスター・ブルース役でも知られるトニー・ヘイルが、"秘密結社ベネディクト団"の代表で世界を救うために孤児たちを集めた愛想の良い奇抜な天才のミスター・ベネディクトと、彼の双子であるイライラするほど鋭くしっかり者のミスター・カーテンという一人二役を務めることが決定している。

そしてクリステン・シャール(『ディア・グランパ 幸せを拾った日』)は、エキセントリックなオーラを放ち、頭が切れて表裏のないナンバー2役に扮し、彼女は秘密結社を司るミスター・ベネディクトの忠実な部下だ。

マーミーヤ・ボアフォ(『ブラックリスト』『マダム・セクレタリー』)は、ミスター・ベネディクトのもう一人の忠実な部下、ロンダ役にキャスティングされており、彼女は魅力的かつ外交的で、強気な態度の陽気な戦士。

"秘密結社ベネディクト団"を結成する子役にキャスティングされたのは以下の4人。ミスティック・インショ(『Splintered(原題)』)が勇気ある心優しいレニー役で、並外れた知性を持つ少年。謙虚で礼儀正しく、常に正しい行いをしようと決意しているキャラクターだ。エミー・デ・オリヴェイラ(『Flaked フレークド』)は機知に富み、生まれながらにして物の扱い方が上手い活発な少女、ケイト役を演じる。セス・カー(『レイヴン ~少女とポニーの物語~』)が扮するのは、非常に忠実だが少し臆病で傷つきやすいスティッキー役。マルタ・ティモフィーヴァは、超小柄ながらも怒りっぽく短気なコンスタンス役で出演。

そして最後にジア・サンデュは、孤児院でレニーの家庭教師を務めるペルマル女史にキャスティングされており、やる気にあふれて機知に富んでいるというキャラクターだ。

企画・脚本を、大作映画『イーオン・フラックス』『タイタンの戦い』のマット・マンフレディとフィル・ヘイが担当し、原作者のリー・スチュワートも脚本に携わる。そして製作総指揮には、マンフレディとヘイのほか、医療ドラマ『しあわせの処方箋』のジェイミー・ターセスやアカデミー賞作品賞を受賞した伝記映画『ビューティフル・マインド』のカレン・ケーラ・シャーウッドも名を連ねている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』©Jace Downs/AMC/『ライド with ノーマン・リーダス』©AMC