サム&ディーン・ウィンチェスター兄弟が活躍する超常現象アクションドラマ『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』がシーズン15をもって終了することは当サイトでもお伝えしているが、そのシリーズ最終回について出演キャストが動画インタビューで語っている。
米TV Guideの動画インタビューで、カスティエル役を演じるミシャ・コリンズが最終回について、「どうシリーズが終わるのか知ってるよ。撮影する最後のシーンについてもわかってるし、視聴者は涙なしでは観られないだろうね。個人的にはカスティエルがどう描かれるのか楽しみだ。(冗談交じりに)今、ジャックには少しガッカリしてるけどね。いや、ジャックについてはわからないけどさ」と語った。
そして、ミシャの隣でインタビューに答えた、サム&ディーンの異母弟ジャックに扮するアレキサンダー・カルヴァートは、次のようにコメント。「いつも僕は番組で、何を他のキャラクターから引き出して、彼らがサムとディーン、カスティエルに何を見せることができるかについて考えてる。終わりに向かうにつれ、何年にもわたる彼らの物語が締め括られるよう、ジャックが手伝えることを楽しみにしてるよ」
続けて、サム・ウィンチェスター役のジャレッド・パダレッキは最終回について、「不思議なことに、(最終回について)すごく心配してたんだけど、最終話を撮影するのを本当に楽しみにしてるよ。‟見て見ぬ振りをする"とか、‟トンネルの先には必ず光が見える"とか諺(ことわざ)で言うけどさ」と述べている。
そして、サムの兄ディーンを演じるジェンセン・アクレスは、「泣く準備はできてるよ。少しチラっと見せると、(泣きそうな顔をして)こんな感じになるかな、似たような感じだ、綺麗な泣き方じゃないよ、醜いよ。レスリングしてるジャレッドの顔みたいになっちゃうかもね」と冗談交じりに答えていた。
最後にジャレッドが、どうファイナルシーズンでサムとアイリーンの関係を描いてほしいかを明かしている。
「(セリンダ・)スワンがアイリーンとしてカムバックすることを知っていた。サムとアイリーンは疑似的な恋愛関係を築いてきたから、あまり先走りすぎないでほしいな。悲劇的で答えられないような疑問を残すとかさ。サムとアイリーンはお互いに気持ちがあるのを知ってるし、状況が違えば白いフェンスがある家に子どもや犬と住んでたかもしれないね。詰まるところ、美と悲劇を見出すような映画的な超常現象の要素が描かれてきたから、二人には明らかに絆があるけど、最後はサッパリと別れを告げるのがいいかな。この状況ではサムが負わなくちゃいけない心の重荷だね。アイリーンもだけどさ」
その後にジャレッドが、ファイナルで描かれるサムと他のキャラクターとの関係に言及。「ファンが目にするディーンの関係は、過去に彼が苦労しながら築いてきたものだ。ファイナルシーズンには大勢のキャストがカムバックする。ファンに人気があるキャラクターや、(冗談で)ミシャとかね。そういったキャラクターとの関係に対処するディーンを目にするよ」とコメントしていた。
なお、コロナウイルス感染拡大(COVID-19)の影響により製作が中断され、予定の20話をこの春に放送を終えることができなかった本作だが、残りの7エピソードを今秋に放送することをCWが発表した。
同局のテレビジョンネットワーク社長マーク・ペドウィッツは、「彼らが夏の終わりか秋に撮影開始できることを願っています。そうでない場合は、フレキシブルにまた改めてスケジュールを再調整します」とコメントし、エピソード数を減らして幕を閉じた作品も多い中、『スーパーナチュラル』は予定通り全20話を放送する。(海外ドラマNAVI)
Photo:「SUPERNATURAL XV<ファイナル・シーズン>」 (c) 2019 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.