『グッド・オーメンズ』『The Boys ザ・ボーイズ』『BOSCH/ボッシュ』などのオリジナル作品をはじめ、様々なコンテンツを提供するAmazonが、ワシントン州シアトルにある本社ビルの一つを永久的にホームレス用のシェルターにしたことが明らかになった。米Deadlineが報じた。
Amazonと非営利団体のメアリーズ・プレイスが提携して誕生したこの家族向けシェルターは、Amazonのオフィスビルの中にあるが、入り口が別になっており、防音装置を備えるためきっちり分かれている。8階建て、6万3000平方フィート(約5853平方メートル)の施設で、大きなダイニングルーム、業務用調理器具を備えた工業用キッチン、Amazonの法務チームが居住者をサポートするためのオフィススペース、子供や10代の若者向けのレクリエーションスペースなどを備える。建物を取り囲む広場やその他の公共スペースも利用可能で、面会のためのコミュニティルームもある。さらに体調が悪い人は同社の医療サービスを受けられるという。
このシェルターはすでに50組の家族を受け入れており、最終的に最大100組を収容する予定。年間1000組の家族が支援されると予想されている。
Amazonの創設者であるジェフ・ベゾスは自身のInstagramに以下のようなメッセージを投稿。「嬉しいお知らせがあります。ワシントン州で最大の家族向けホームレスシェルターをオープンしました。シアトルにある弊社本社の建物の中にあります。このシェルターは8階建てで、ヘルスクリニックや家族への支援ツールも擁しています」
またメアリーズ・プレイスのエグゼクティブ・ディレクターであるマーティ・ハートマンは、「この新しいシェルターは素晴らしい恵みです。どんなものが必要かをAmazonがすべて分かってくれていたのです。この施設のおかげで、前代未聞の状況下で援助が必要な家族のみなさんはホームレスでなくなるでしょう」と声明を発表している。(海外ドラマNAVI)
Photo:
Amazonのオフィス(米Deadlineのtwitterより)