『ヤング・スーパーマン』クリスティン・クルックが"新ラナ"へバトンを渡す

スーパーマンことクラーク・ケントと彼の恋人ロイスを主人公にした新シリーズ『Superman & Lois(原題)』が来年から米CWにて放送されることはすでにお伝えしている通り。かつて、クラークの青春時代を描いた『ヤング・スーパーマン』でラナ・ヤングを演じたクリスティン・クルックは、新作で再びラナを見ることを楽しみにしているという。米TV Lineが伝えた。

『Superman&Lois』は、CWの人気DCドラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』や『THE FLASH/フラッシュ』のスピンオフ版となり、両作にも登場したスーパーマンことクラーク・ケントとロイスを主人公したシリーズ。本作では、アメコミ界の有名なカップルが直面する、現代社会で親として働くことに伴うストレスやプレッシャーも描かれる。今年1月にシリーズ製作が発注され、2021年1月から火曜日の夜に放送される。

スーパーマン役はタイラー・ホークリン(『ティーン・ウルフ』)、ロイス役はエリザベス・トゥロック(『GRIMM/グリム』)と、アローバースに登場してきた彼らが続投。また、クラークとロイスの10代の息子ジョナサン役でジョーダン・エルサス(『Little Fires Everywhere(原題)』)、ロイスの父親である陸軍大佐サミュエル・レイン役でディラン・ウォルシュ(『アンフォゲッタブル 完全記憶捜査』)の出演も決まっている。そして、クリスティンからバトンを受け取ってラナに扮するのはエマニュエル・シュリーキー(『メンタリスト』)だ。

『ヤング・スーパーマン』時代のラナは、クラークの同級生で互いに思い合っていた時期もあったが、宿敵レックス・ルーサーの策略により別れることに。本作では、スモービル銀行で融資担当を務めており、"彼女の人生で最も困難な時期"にクラークとの友情を再び築くことになるという。ラナの夫で消防署長のカイル役をエリック・バルデス(『グレイスランド 西海岸潜入捜査ファイル』)が演じる。

クリスティンは、約10年ぶりにラナというキャラクターがTVで復活することについて「番組の詳しい内容はわからないけど、とても面白くなると思う。彼女は素晴らしいキャラクターで、漫画の中のキャラクターだけど、クリエイターたちが与えてくれた自由によってより現代的な立場に順応することができるはず」とコメント。そんなラナを演じるエマニュエルについては「彼女は素晴らしいし、とても素敵な人よ。彼女なら大丈夫って自信を持って言えるわ」と太鼓判を押した。

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アローバースでは、かつてDCキャラクターを演じたことのある俳優が別の役で出演することも珍しくはなく、『レジェンド・オブ・トゥモロー』のレイ・パーマー/アトム役のブランドン・ラウスは『スーパーマン リターンズ』でタイトルロールを務め、『SUPERGIRL/スーパーガール』のオリヴィア・マーズディン米大統領役のリンダ・カーターはTVシリーズ『ワンダーウーマン』でTV史上初となる女性のスーパーヒーロー、ワンダーウーマンを演じていた。

さらに、昨年12月から1月にかけて放送されたアローバースのクロスオーバーエピソード『クライシス・オン・インフィニット・アース 最強ヒーロー外伝』では、ブランドンは再びスーパーマンに扮している。同エピソードには、『ヤング・スーパーマン』に主演したトム・ウェリングも出演しており、クリスティンが再びラナを演じる可能性は十分にある。クリスティン自身も機会があればゲスト出演する可能性を否定しておらず、今後、新旧ラナの共演を見ることができるかもしれない。

『Superman & Lois』は2021年1月にCWにて放送開始予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:クリスティン・クルック (c)FAM008/FAMOUS/『ヤング・スーパーマン』TM & (c)Warner Bros. Entertainment Inc.