『007』シリーズのベン・ウィショー、英BBCの新作ドラマで実在の医師を演じることに

大ヒットスパイ映画『007』シリーズのQ役で知られ、サスペンスドラマ『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』でゴールデン・グローブ賞、エミー賞、英国アカデミー賞(BAFTA賞)などを総ナメにしたベン・ウィショーが、英BBCの新作ドラマで実在の医師を演じることが明らかとなった。米Deadlineなどが報じている。

ベンが出演するのは、かつて医師の道を歩んでいた英国人アダム・ケイによる回顧録「This Is Going To Hurt(原題)」のドラマ化。ベストセラーとなったこの回顧録ではアダムの目を通して、病院で彼が体験したありのままの物語、心躍るような体験から胸が張り裂けるような出来事までがユーモアを交えながら綴られる。ベンがアダム役で主演する。

このドラマ版については、米HBOの実録ドラマ『チェルノブイリ』をプロデュースした製作会社、Sisterが手掛けることを2018年に発表していた。

原作者のケイが脚色を手掛ける。彼のほか、ベン主演の政治サスペンスドラマ『THE HOUR 裏切りのニュース』のナオミ・デ・ペア、ジェーン・フェザーストーンなどが製作総指揮に名を連ね、『このサイテーな世界の終わり』のルーシー・フォーブスが監督を担当する。

全8話の本作は、イギリスではBBCで、アメリカとカナダでは米AMCにて放送される予定だ。

ベンが本作について以下のようにコメント。「アダム・ケイが国民保健センターで勤務した経験を元にした作品のドラマ化に参加できることを誇りに思います。これは、偉大な施設で起きた正直かつ陽気な、時に胸が張り裂けるようなストーリーであり、非常にストレスの多い状況で働く名もなきヒーローたちの物語です。現在、新型コロナウイルス(COVID-19)による危機的状況により、国民保健センターとそこで働く人々がいかに素晴らしい仕事をしているかがより広く知られ、彼らに対するサポートの必要性も明らかになっています。この物語を伝えられるのが楽しみです」

ベンは、ベストセラー小説を映画化した『パフューム ある人殺しの物語』の主演で注目され、サスペンスドラマ『THE HOUR 裏切りのニュース』に2シーズンにわたり主演した後、LGBTQキャラクターを主人公にした異色スパイドラマ『ロンドン・スパイ』や『リリーのすべて』、ディズニー映画『メリー・ポピンズ リターンズ』でも活躍。『007』シリーズには2012年の『~スカイフォール』より出演しており、11月20日(金)に封切られるシリーズ最新作『~ノー・タイム・トゥ・ダイ』にもQ役で続投する。(海外ドラマNAVI)

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ベン・ウィショー
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