『X-ファイル』ドゲット捜査官がリバイバル版に戻らなかった理由

大ヒット超常現象ドラマ『X-ファイル』のシーズン8&9で、モルダーに代わってスカリーの相棒を務めたジョン・ドゲット。彼が続編『X-ファイル 2016』と『X-ファイル 2018』に戻ってこなかった理由が明らかとなった。

米FOXにて1993年から2002年まで9シーズンにわたって放送され、劇場用映画も2本製作された『X-ファイル』は、TVシリーズとしては14年ぶりの2016年にシーズン10が、その2年後の2018年にシーズン11が放送された。この続編シリーズにはオリジナルシリーズの主人公となるスカリー(ジリアン・アンダーソン)とモルダー(デヴィッド・ドゥカヴニー)、彼らの上司であるスキナー(ミッチ・ピレッジ)、スモーキング・マン(ウィリアム・B・デイヴィス)、レイエス(アナベス・ギッシュ)と主要キャラクターがほとんどカムバックしたのに、ドゲット(ロバート・パトリック)の姿だけなかったのだ。

米Screen Rantによると、クリエイターのクリス・カーターは他の主要キャストと同様にロバートの復帰も望んでいたが、ロバート自身はプロデューサー陣から暇かどうかこそ聞かれたものの、正式に出演オファーはされていないと2015年に話していたという。ロバートとしては、かつて5年契約を結んだにもかかわらず2年で番組が打ち切られたため、ドゲットを再び演じることに乗り気になれなかったこともあるようだ。

しかし、2017年のインタビューではシーズン11が製作されるなら復帰することにオープンだと述べ、実際にカーターは同シーズンの脚本にドケットを登場させていたという。だが、当時パトリックは米CBSの犯罪捜査ドラマ『SCORPION/スコーピオン』にレギュラー出演していた関係で結局時間が作れず、残念ながら『X-ファイル』復帰は幻となってしまったのだった。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『X-ファイル』のドゲット(右から2番目) (C)2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.