『ウィッチャー』ヘンリー・カヴィル、あの大スターの影響で自分でスタントをこなす

アンドレイ・サプコフスキ原作のファンタジー同名小説をドラマ化したNetflix『ウィッチャー』で主人公ゲラルトを演じるヘンリー・カヴィルが、共演したあの大スターの影響により、「自分でスタントをこなしている」と明かした。

俳優が俳優にインタビューを行う米Varietyの企画「Actors on Actors」でヘンリーが、米CBS All Accessの『スター・トレック:ピカード』で約20年ぶりにシリーズにカムバックしたパトリック・スチュワートとリモート対談した。

ヘンリーは、パトリックが主演したTV映画『THE LION IN WINTER 冬のライオン』(2003年)のオーディションを受けた際、パトリックと対面したことを明かした。当時、まだ演技をはじめて3年しか経っていなかったヘンリーは、何週間もかけてセリフを練習したもののパトリックを目の前にして緊張してしまい、どう演技してよいのか忘れて失敗し、尻尾を巻いて退散してしまったという。

しかし、もっと上手くやれると思ったヘンリーがオーディションに引き返すと、パトリックが「戻って来てくれて嬉しいよ」と言ってもう一度チャンスをくれ、最終的には役を獲得できなかったもののその体験が忘れられず、俳優を続けていくうえで大きな支えになったと語った。

そして『ウィッチャー』の話題になり、パトリックは「君は、スタントのほどんどをやっているんだよね?」と質問すると、ヘンリーは次のように述べた。「そうなんです。スタントといった、体を動かすことを常に楽しんでいます。(映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』で)トム・クルーズと共演したことが大きな助けになりました。あるいはプロデューサーの目には、私のスタントを楽しむ度合が悪化したように映っているのかもしれません。今は本当にスタントがやりたいですし、キャラクターには欠かせない要素だと思っています。視聴者が劇中のゲラルトを観たら、それが私だと信じなくてはいけません。(もしスタントマンに任せたら)視聴者を裏切っているように感じてしまうから、製作側が許す範囲で頑張っています」

『ウィッチャー』は新型コロナウイルスの影響で中断していたシーズン2の撮影が、8月にイギリスで再開される見込みで、2021年にNetflixにて配信予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netfixオリジナルドラマ『ウィッチャー』