Netflixのダークコメディドラマ『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』に主演する、ジェン役のクリスティナ・アップルゲイトとジュディ役のリンダ・カーデリーニが、二人の強い絆が生まれた過程について語っている。Varietyが報じた。(※本記事は『デッド・トゥ・ミー』シーズン2までのネタばれを含むのでご注意を!)
本シリーズは、ひき逃げ事故で夫を亡くした未亡人ジェンが、大切な人を失った悲しみを癒すグリーフセラピーで風変りな自由人のジュディと知り合ったことで、負のスパイラルに巻き込まれていく姿がブラックユーモアを絡めながらサスペンスタッチで描かれる。
シーズン1では、夫を亡くしたジェンがジュディに支えられて立ち直りつつあったなか、実は夫を車でひき逃げしたのはジュディであることが判明し、シーズン1最終話ではジュディの元恋人スティーブをジェンが怒りのあまり殺してしまう。そして、ジェンはジュディに正当防衛だと説明し、二人はスティーブの遺体を森に埋める。そんな異常な体験を共有しながらも、ジェンとジュディの奇妙な友情は深まっていくばかり...という展開となっている。
ジェン役のクリスティナがジェンとジュディの関係について、二人の共演シーンで初めて撮影したのは、ビーチで二人がマリファナを吸うシーンだったと明かしている。
その際に照明をセットアップする間、クリスティナとジュディ役のリンダは個々でトレーラーには戻らず、一緒に毛布にくるみながらお喋りをしたと明かした。そうすることでお互いをよく理解し、これから共演していくうえで必要となる協力関係の下地を作ることができたと述べている。
クリスティナは、撮影の初めからリンダをずっと前から知っているように感じ、リンダとは単なる共演者ではなくお互いを理解し合っている二人の女性だと称している。
オン&オフスクリーンでも確かな絆を結んでいるがゆえに、ジェンがジュディに正当防衛ではなく、怒りに任せてスティーブを殺したことを明かすシーンの撮影が最も難しかったとのこと。
その告白シーンでは、セリフを言う時に演技ではなく自然にクリスティナの体が震え始め、ジュディを演じるリンダがヒステリックに駆け出したため、クリスティナもシンクロするかのようにヒステリックになって駆け出し、地面を転げ回った二人が抱き合い、かなり緊張感が高まる撮影になったとも語っていた。
撮影中にリンダとクリスティナはお互いのリズムやどう即興するかも理解し、共演シーンについて話し合わずとも自然に演技ができ、それは、お互いを信頼し合っているからこそ可能だったことも述べていた。
そんな、抜群のケミストリーを見せるクリスティナとリンダが主演する『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』シーズン1&2は、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』©Saeed Adyani / Netflix