『ノスフェラトゥ』ショーランナー、スピンオフの可能性に言及「間違いなく広げていける世界がある」

スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルによる小説「NOS4A2-ノスフェラトゥ-」を、米AMCがドラマ化した超常現象ホラー『ノスフェラトゥ』。ドラマ版で製作総指揮を務めるジェイミー・オブライエンが、スピンオフの可能性に言及した。米Comicbook.comが報じている。

本作の主人公は、美術学校への進学を志望している女子高生のヴィク・マックイーン。失くしたものを追跡できる能力を持っていることを悟った彼女が、子どもをさらって魂を吸い取るチャーリー・マンクスという男の存在を知り、誘拐された子どもたちを救い出そうとする...というストーリー。

製作総指揮のオブライエンは、ジョー・ヒルが織り成す伝承的なホラー・ストーリーは拡大の余地があると語っている。「ジョーは、非常に広大な世界を生み出した。小説はチャーリーとヴィクが中心だが、二人の世界よりも大きなユニバースをほのめかしている。ジョーは小説を超えて広がる物語に、他にも多くの力強いクリエイティヴィティやビジュアルがあることを示唆しているんだ。それに私は、このシリーズで仕事をすることも原作小説も大好きだ。そういったクリエイティヴィティやビジュアル的なアイデアすべても気に入っているし、間違いなく広げていける世界があると思う。どれぐらいドラマシリーズが成功して、AMCが『ノスフェラトゥ』の拡大を望むかにもよるけど、私はその気があることは間違いないよ」とコメント。『ノスフェラトゥ』のスピンオフを製作して、そのユニバースを拡大していく可能性は夢ではないと明かしている。

チャーリー・マンクスを演じるのは、リブート版映画『スター・トレック』シリーズのスポック役で知られ、人気ドラマ『HEROES/ヒーローズ』などに出演しているザカリー・クイント。犯罪捜査ドラマ『ミス・フィッシャーの殺人ミステリー』や、映画『アニマルズ 愛のケダモノ』に出演しているアシュリー・カミングスがヴィク役にキャスティングされている。

『ノスフェラトゥ』は、シーズン2がAMCで毎週日曜に放送中。日本ではシーズン1がAmazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ノスフェラトゥ』 (c)AMC