【ネタバレあり】『ウエストワールド』ドロレス役エヴァン・レイチェル・ウッドが今後を語る

今年シーズン3が放送された、米HBOの大ヒットSFドラマ『ウエストワールド』。本作はシーズン4への更新が既に発表されているが、オリジナルキャストの一人であるエヴァン・レイチェル・ウッドが演じるドロレスの今後について、米Varietyのpodcast「The Big Ticket」で語った。(※この 記事は『ウエストワールド』のネタバレを含みますのでご注意ください)

「私は戻りたいの」と、アンドロイドのドロレスを熱演しゴールデン・グローブ賞やエミー賞の女優賞にノミネートされたエヴァンはコメント。ドロレスは、シーズン3の最後で殺された(もしくは消された)可能性があるが、それは必ずしもエヴァンが今後出演しないことを意味するわけではないようだ。

エヴァンはシリーズの共同クリエイター兼ショーランナーのジョナサン・ノーラン&リサ・ジョイが考えたドロレスの死の計画について振り返り、次のように話した。

「彼は、彼女は死ぬことになると教えてくれた。とても素っ気ない感じでね。他の質問に関しては少し曖昧な感じだったけど、でもそうね、私たちが知っているドロレスがいなくなることは確認したわ」

当然のことかもしれないが、エヴァンは自身が演じる役に何が起こるのか誰にも明かすことはなく、そのことを隠すのに一番苦労したのは実の母に対してだったそう。「母がやりきれない思いになることはわかっていた。実際に彼女は打ちのめされていたし、それは予想以上だったわ。母に電話をかけたら彼女はただ泣いていて。私は何も言ってあげられなかった。何か希望を与えたかったけど、最も難しい電話だったわ」

また、『ウエストワールド』で過ごす時間は、エヴァンの私生活にも影響を与えているという。「Alexa(AmazonのAIアシスタント)は持っていない。Siri(AppleのAIアシスタント)はオフにしているわ」とエヴァン。続けて、「何か物事に対して少し耳を傾けるようになったし、より質問をするようになった。現在は、多くのテクノロジーがあって、急速に成長している。そのあまりの速さに、私たちは追いつくことができていないと思うわ。私たちが理解していなければ、制御できない。そして私たちがより弱くなれば、制御されるようになってしまう」と警鐘を鳴らした。(海外ドラマNAVI)

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