『ウィッチャー』前日譚となるスピンオフが製作へ!1200年遡ったエルフの世界が舞台

DC映画『マン・オブ・スティール』や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のスーパーマン役で知られるヘンリー・カヴィル主演を務めるNetflixのファンタジードラマ『ウィッチャー』。すでにシーズン2へ更新されることが決まっている本作に、前日譚となるスピンオフドラマが製作されることが明らかになった。米TV Lineが報じている。

『ウィッチャー』は、アンドレイ・サプコフスキによるダーク・ファンタジー小説を原作に、モンスターハンターとして旅を続ける超人的な力を秘めた凄腕の"ウィッチャー"ことゲラルトが、陰謀と策略が渦巻く戦国の世界で己の居場所を求めて戦う姿と数奇な運命が描かれる。

そんな同作のスピンオフとなる『The Witcher : Blood Origin(原題)』は、全6話構成となり、オリジナル版でウィッチャーが活躍する時代より1200年遡ったエルフの世界が舞台に綴られる。"時を超えて失われた物語を語る"ことになり、怪物と人間とエルフが一つの世界に共存する惑星に至るまでの出来事を描くという。

オリジナル版の脚本家でプロデューサーのデクラン・デ・バラ(『オリジナルズ』)が前日譚のショーランナーを務め、同じく本家のクリエイターであるローレン・シュミット・ヒスリック(『Marvelデアデビル』)、ジェイソン・F・ブラウン(『ベン・ハー』)、ショーン・ダニエル(『エクスパンス --巨獣めざめるー』)、トメク・バギンスキー(『イントゥ・ザ・ナイト』)らも製作総指揮を担う。

デ・バラは、今回の報道を受けコメントした。「長年ファンタジーのファンである私は、前日譚『The Witcher : Blood Origin』の物語をお伝えできることに興奮しています。原作を初めて読んだ時から、"人類が大激変する前のエルフの世界は、どんなものだったのだろう"という疑問が頭の中をよぎっていました。私はいつも文明の興亡やその消滅直前に発見されたこと、科学技術や文化がどのように栄えてきたのかということに魅了されてきました。膨大な知識が、植民地化や歴史の書き換えによって、あっという間に消滅してします。そのため、文明の真の物語の断片だけが残されることになるのです。この新作は、エルフ文明が滅亡する前の物語を描き、さらに最も注目すべき点は、忘れ去られた初代ウィッチャーの歴史を明らかにするものだということなのです」

具体的な撮影予定やキャスティングはまだ明らかになっていないが、イギリスでのロケになると言われている。

ますます世界が広がる『ウィッチャー』。シーズン1はNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルドラマ『ウィッチャー』