ハワイを舞台にしたポリス・アクションドラマ『HAWAII FIVE-0』のチン・ホー・ケリー役やミステリードラマ『LOST』のジン・クォン役、そしてメディカルドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』にジャクソン・ハン役で出演するほか製作総指揮も務めていることで知られるダニエル・デイ・キム。彼が以前、米Amazonとファーストルック契約(企画を優先的に見られる契約)を結んだことはお伝えした通りだが、そんな彼の主導のもと、アジア人をメインにした映画が製作されることがこの度明らかになった。米Deadlineが報じている。
Daniel Dae Kim And Randall Park Team For Asian American-Led Heist Film At Amazon Studios https://t.co/cImQITQ9cP pic.twitter.com/BtLsJUjSMn
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) August 18, 2020
ダニエルは2019年のラブコメ映画『いつかはマイ・ベイビー』で共演した同じアジア系俳優のランドール・パーク(『フアン家のアメリカ開拓記』『アントマン』)と再びタッグを組み、タイトル未定のアジア系アメリカ人がメインの強盗映画を製作する。脚本を担当するのは新鋭のヤング・イル・キム(『ビリオンズ』)。この映画をめぐって様々な製作スタジオや動画配信サービスが激しい入札合戦を繰り広げた末、Amazonが権利を獲得した。作品の詳細は今のところ明かされていないが、高校時代の友人同士が再会してともに強盗を働く展開になると言われている。
ダニエルは本作について以下のようにコメントした。「本作は、『オーシャンズ11』や『フル・モンティ』に近いものになるでしょう。コミュニティ、友情、団結に焦点を当てたストーリーと非常におなじみのジャンルで、誰もが楽しめると思います」
ストーリーの原案はダニエルやランドールのアイデアで、メインキャストは主にアジア系アメリカ人俳優で構成されるという。これは主なキャストが全員アジア系というハリウッド映画として異例のキャスティングながらも全米でヒットした2018年の映画『クレイジー・リッチ』の成功を受けたもので、本作のほかにも大手スタジオでアジア系・アジア系アメリカ人をメインにした映画が多く見られるようになっている。例えば、『フェアウェル』『Search/サーチ』『カセットテープ・ダイアリーズ』『好きだった君へのラブレター』『タイガーテール -ある家族の記憶-』『ハラ』や、これから公開される実写版『ムーラン』などだ。
映画やドラマで活躍するアジア系アメリカ人が増えていることに加えて、今回のプロジェクトの入札合戦は、ダニエルにとって励みになったという。「アジア系アメリカ人キャストを起用したこの手の映画が見たいという需要がある時代が近づいてきていることを感じます」
昔からの友人であるランドールとの再タッグについて、ダニエルは「ランドールと私は強盗映画が大好きで、前から一緒に何かやりたいと思っていました。長い付き合いである才能ある俳優たちに声をかけてともに楽しめるような企画がやりたかったんです。運が良ければ、その作品でインパクトを与えることもできるでしょう」と話している。
ダニエルが手掛けるこの新作映画について、続報が入り次第お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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『HAWAII FIVE-0』
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