マーベル俳優マーク・ラファロ、エミー賞ノミネートの新作ドラマは特殊効果よりもアナログで大満足!

マーベル映画『アベンジャーズ』シリーズのハルク役で知られるマーク・ラファロが、米HBOの新作ミニシリーズ『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』で双子役を演じた際、特殊効果を極力使わずに撮影していたことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

全6話となる『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』は、1998年に出版されたウォーリー・ラムのベストセラー小説「この手のなかの真実」を下敷きにした作品。私生児として生まれた双子の兄弟トーマスとドミニクが、度重なる不幸に立ち向かいながらアイデンティティを追求していく壮大な家族の物語で、マークはトーマスとドミニクを一人二役で演じている。

Deadlineのバーチャル番組「Contenders Television」に出演した監督のデレク・シアンフランスが、双子を描くときにビジュアルのトリックを使いたくなかったと語っていたという。「私は役者が劇中で一人二役、双子を演じているのを目にすると、いつも継ぎ目を探してしまうんだ。私が力を注いでいるのは演技と人、そしてキャラクターだ...。マークと私は、彼が二人の別々の人物になれるプロセスを組み込むことについて、非常に早い段階で話し合った。双子をデジタルで描くのではなく、アナログ的なアプローチを使おうってね」と、できる限り特殊効果は使わずに撮影したと製作秘話を披露していた。

そして一人二役に挑んだマークは、「これまでに僕が演じたなかで、一番満足できてやりがいがある役だった」と述べており、この演技でマークは、9月20日(日)に開催される第72回エミー賞授賞式でリミテッド・シリーズ部門主演男優賞にノミネートされている。

その他には、マーク演じるトーマスが勤務するハッチ法医学研究所のソーシャルワーカー、リサ・シェファー役で、『フォスター家の事情』などで知られるロージー・オドネルが出演。トーマスの精神科医に新しく指名されたパテル医師役にアーチー・パンジャビ(『グッド・ワイフ』)、トーマスとドミニクの母親コンチェッティナ・イポリタ・テンペスタ・バージー役にメリッサ・レオ(『ウェイワード・パインズ 出口のない街』)、ドミニクの下で働く大学院生ネドラ・フランク役にジュリエット・ルイス(『8月の家族たち』)がキャスティングされている。

シアンフランスは、メガホンを取るだけでなく脚本&製作総指揮も兼任。マークは原作者ラムとベン・ブラウニング(『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』)、グレン・バスナー(『gifted/ギフテッド』)、グレッグ・フィーンバーグ(『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』)、アーニャ・エプスタイン(『イン・トリートメント』)と共同製作総指揮も務めている。

『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』は、8月26日(水)よりスターチャンネルにて放送スタート。Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて8月25日(火)まで第1話先行無料配信中。(海外ドラマNAVI)

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