在宅時間が増えてストリーミングサービスの需要が増える中、Netflixの勢いが止まらない。今回紹介する視聴数トップ20の番組のうち8本は同社オリジナル番組となっている。このランキングは複数のストリーミングサービスを統合しているReelgood社が発表したもので、今年4月から6月にかけて同社アプリを通じて視聴されたデータを元にしている。
トップ20は以下の通り。
1.『リック・アンド・モーティ』
2.『オザークへようこそ』
3.『ペーパー・ハウス』
4.『ダーク』
5.『キリング・イブ』
6.『アップロード』
7.『What We Do in the Shadows(原題)』
8.『ブレイキング・バッド』
9.『THE WIRE/ザ・ワイヤー』
10.『スペース・フォース』
11.『ゲーム・オブ・スローンズ』
12.『ベター・コール・ソウル』
13.『ストレンジャー・シングス 未知の世界』
14.『ウエストワールド』
15.『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』
16.『アンオーソドックス』
17.『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』
18.『マンダロリアン』
19.『コミ・カレ!!』
20.『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』
ランキングに入った作品のうち、Netflixオリジナルシリーズは『オザークへようこそ』『ペーパー・ハウス』『ダーク』『スペース・フォース』『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』『アンオーソドックス』『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』の8本。ランキングの結果を伝える米Forbes誌は、これは驚くべき割合だと述べている。
20位以下の番組も含めた全番組のプラットフォーム別シェアを見てみると、1位はNetflix(31.5%)、2位はAmazon Prime Video(24.7%)、3位はHulu(18.6%)で、以下4位のDisney+(6.1%)、5位のHBO(5.2%)が続く。前四半期(1~3月)のデータと比較して、トップ5の順位はまったく同一となった。集計を行ったReelgood社のマーケティング担当者は、Netflixが依然として最も優勢であり、これにAmazon Prime Videoが迫っていると分析。ただしNetflixとHuluのシェアが安定する一方、Amazonは前期比で3.7ポイント数字を落としている。代わりに勢いを得たのがHBOで、5月下旬にサービス開始したHBO Maxと既存のHBO Nowを合わせたシェアは前期の2.0%から5.2%へと伸びた。
そのほかには、大人向けアニメ『リック・アンド・モーティ』が1位を獲得したほか、『キリング・イブ』『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』『コミ・カレ!!』といった新旧人気作もランクイン。米HBO作品では、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ウエストワールド』を抑えて『THE WIRE/ザ・ワイヤー』が最も上位(9位)につけた。新作では『スター・ウォーズ』初の実写ドラマシリーズとなる『マンダロリアン』や、民営化された世知辛い死後の世界を舞台にしたAmazonのSFコメディ『アップロード』も入っている。(海外ドラマNAVI)
Photo:
Netflixオリジナルシリーズ
『ダーク』
『ペーパー・ハウス』
『オザークへようこそ』
『スペース・フォース』