Netflix『オルタード・カーボン』更新ならず打ち切りに、コストに対して視聴率が振るわなかった

英作家リチャード・K・モーガンによる同名小説を映像化したSFドラマ『オルタード・カーボン』。Netflixでシーズン2まで配信されている本作だが、残念ながらシーズン3への更新はなく、そのまま幕を閉じることが決まった。米TV Lineなどが報じている。

『オルタード・カーボン』の舞台は、人類が銀河系の惑星に散らばり、国連の専制支配下にある25世紀。人間の魂は小さなメモリに記録され、服を脱ぎ着するように肉体を自由に変えられ、永遠に生き続けられる。日系と東欧系が開拓した惑星ハーランズ・ワールドで生まれ育ったタケシ・コヴァッチは、250年の時を経て新しい体で再生し、自分を所有するという大富豪から、自らが被害者である殺人事件の捜査を依頼される...というSFサスペンスドラマ。

シーズン1では、主人公タケシを『THE KILLING』や映画『スーサイド・スクワッド』で知られるジョエル・キナマンが演じ、シーズン2では30年後を舞台に別の外見を持つという設定のため、マーベル映画『アベンジャーズ』シリーズのファルコン/サム・ウィルソン役で知られるアンソニー・マッキーが扮していた。

Netflixは先日、『ザ・ソサエティ』と『ノット・オーケー』を新型コロナウイルスの感染拡大が影響しキャンセルと発表していたが、今回の『オルタード・カーボン』の決定は、今年4月には決まっていたことでNetflixが基準としている視聴率対コストのプロセスに起因しているという。

本作は、ドラマ版と同一の世界観で展開されるアニメ版スピンオフ『オルタード・カーボン:リスリーブド』も製作されていた。

(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflix『オルタード・カーボン』シーズン2