『FARGO』クリエイター、シーズン5の可能性もないわけではない

アカデミー賞受賞の映画『ファーゴ』の世界観をそのままに、コーエン兄弟が自らドラマ化したアンソロジーシリーズとなる米FXの『FARGO/ファーゴ』。シーズン4の放送が控えている本作だが、クリエイターがシーズン5の可能性について言及した。米Deadlineが報じている。

クリエイターのノア・ホーリー(『BONES』)は、次のように話している。「シーズン5の可能性はないわけではありません。ですが、アイデアが一つあればいいと言うものでもなく、何百ものアイデアやキャラクターが必要です」

「私はずっと長い間、物事に"イエス"と言う傾向があり、一つのことをしてから別のことをしようと考えています。ですが結局二つのことを同時にするハメになるのです。親と一緒にいたがる年頃の子どもがいますし、今後数年間の自分の選択としては、何にでも"イエス"と言うのではなく、これまでに語られたことのないストーリーを描くこと、そしてFXと一緒にそのメディアを刷新することに注力したいのです」

新型コロナウイルスによる製作延期の影響を受けていた待望のシーズン4では、コメディアンのクリス・ロックが主演を務め、ベン・ウィショー(『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』)や、ウゾ・アドゥーバ(『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』)、ジャック・ヒューストン(『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』)、ティモシー・オリファント(『JUSTIFIED 俺の正義』)、ジェシー・バックリー(『チェルノブイリ』)らが出演する。

舞台は、イタリア系とアフリカ系の犯罪組織が争う1950年代のミズーリ州カンザスシティ。平和協定を結ぶために、両組織のボスが互いの末っ子を交換することになったが、カンザスシティを牛耳るマフィアのボスが手術中に亡くなったことで全てが変わってしまう。

シーズン3までは普通の人々に起きた小さな出来事がどんどん手に負えなくなるという展開だったが、シーズン4は悪者のギャングが犯す犯罪がエスカレートするため、スケールが大きくなっているとも言われている。「これまでで最高の役」だと語るクリスはアフリカ系犯罪組織のボス、ロイ・キャノンを演じる。

『FARGO/ファーゴ』シーズン4は、全11話構成で9月27日(日)よりFXで放送開始。(海外ドラマNAVI)

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『FARGO/ファーゴ』公式Twitterより