ドナルド・トランプ米大統領によって解任された元FBI長官による暴露本を映像化した『ザ・コミー・ルール 元FBI長官の告白(原題:The Comey Rule)』が、本国同様に米大統領選挙前に放送されることが決定した。
本作は、オバマ政権下の2013年にFBI長官となったが、2017年、トランプ大統領に解任されたジェームズ・コミーが現政権の実体を暴露し、全米ベストセラーとなったノンフィクション回顧録「より高き忠誠 A HIGHER LOYALTY 真実と嘘とリーダーシップ(原題:A Higher Loyalty)」を映像化。
9月27日(日)より米Showtimeで全米放送される前後編を、11月1日(日)よりWOWOWプライムにて日本最速で連続放送される。
Tension so thick you can cut it with a knife.
#TheComeyRule
This Sunday and Monday pic.twitter.com/xlOgrQOYOb— Showtime (@Showtime) September 23, 2020
時は2013年、2期目の米大統領に就任した民主党のオバマは、共和党員だが真面目で仕事熱心なコミーをFBI長官に任命。コミーは立場上、大統領と"距離を置く"ことをオバマに約束してFBI長官に就任し、多くのFBI局員に支えられつつ、長官として活躍した。
2015年、ヒラリー・クリントン前国務長官が、公務のためのメールを私用のメールアカウントで送受信していたことをコミーは問題視し、ヒラリーを捜査対象に。しかし、一連の捜査が翌年の大統領選に影響を与えると批判を受ける。そして2016年、大方の予想を覆して共和党のドナルド・トランプ候補が大統領選で勝利し、翌年1月、大統領に就任。だが、実は当選前からこの大統領選にロシアが干渉していたという情報をもとにFBIは捜査していた。
脚色・監督を務めるのは、映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』や『ジェミニマン』など大作映画の脚本を手掛け、『アメリカを売った男』や『シークレット・アイズ』で監督も務めたビリー・レイ。製作総指揮は『スター・トレック』シリーズと『SCORPION/スコーピオン』でタッグを組んだヘザー・ケイデンとアレックス・カーツマンが担う。
本作でトランプ大統領を演じるのは『ミスター・メルセデス』のブレンダン・グリーソン、元FBI長官ジェームズ・コミー役は『ニュースルーム』のジェフ・ダニエルズ、オバマ前大統領役を『ヴェラ ~信念の女警部~』キングズリー・ベン=アディルが務める。
その他、元FBI副長官アンドリュー・マケイブ役をマイケル・ケリー(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)、米国家情報長官ジェームズ・クラッパー役をジョナサン・バンクス(『ブレイキング・バッド』)、元ア米司法長官サリー・イエイツ役をホリー・ハンター(『HERE AND NOW~家族のカタチ~』)、元米国土安全保障長官のジェイ・ジョンソン役をデイモン・ガプトン(『クリミナル・マインド』)、米麻薬取締局(DEA)の元局長チャック・ローゼンバーグ役をリチャード・トーマス(『ジ・アメリカンズ』)、米司法省とFBIの役人でトランプ大統領に解雇されたジェームス・ライビッキー役でショーン・ギャラガー(『ハンニバル』)ら実力派俳優が出演する。
コミーが目撃した政界スキャンダルの舞台裏を再現し、全米放送によって物議を醸すであろう『ザ・コミー・ルール 元FBI長官の告白』(全2話)は、11月1日(日)18:00よりWOWOWプライムにて日本初放送。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『ザ・コミー・ルール 元FBI長官の告白』(c) 2020 Showtime Networks Inc. All rights reserved.