『ウォーキング・デッド』ダリルとキャロルのスピンオフの世界観は、継承と新天地

大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』がシーズン11で終了するというニュースと同時に、シリーズの人気キャラクターであるダリルとキャロルを中心としたスピンオフドラマが製作されると発表されたことは当サイトでもお伝えした通り。その気になるスピンオフの世界観が徐々に明らかになってきた。米Comic Bookが報じている。

米AMCで2023年放送予定のこのスピンオフでは、本家のシーズン10でダリル(ノーマン・リーダス)とキャロル(メリッサ・マクブライド)がニューメキシコに向かうことから、そこが舞台になる可能性が高いと言われている。

クリエイターであるスコット・M・ギンプルは、「ダリルとキャロルの次の章は、大いなる発見になるでしょう。新しい世界、新しいトーン、新天地での物語と目的、それらすべてを今まで家族のように思ってきた人々、苦労して勝ち取った勝利、そして痛みを伴う喪失などの教訓を抱えながら見つけていくのです」とスピンオフの概要を語る。

続けて、「安心してください、私たちはあの二人に地獄のような世界を投げつけますから」とギンプルは言う。「しかし本家では、まだ信じられないほどのヒロイズムとホラーのエピソードが30話もあります。このスピンオフは、『ウォーキング・デッド』の世界を完全に再文脈化した舞台となるのです。ダリル、キャロル、そして皆さんが今見ている『ウォーキング・デッド』に登場するお馴染みの顔も一緒にお見せできるかもしれません。『ウォーキング・デッド』の世界は生き続けていくのです」と、ダリルとキャロル以外にもお馴染みのキャラクターが見られるかもしれないことをほのめかした。

さらにギンプルは「(ショーランナーのアンジェラ・)カンと一緒に脚本を練っていますが、非常に面白い話ができています。そして本家のシーズン10では、その後に芽が出るような展開の"種"が埋められているのです」と今後につながるヒントも述べた。

2010年にAMCでスタートした『ウォーキング・デッド』は、シーズン6に突入する『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』10月2日(金)よりAmazon Prime Videoで配信される『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』と、ダリルとキャロルのスピンオフの製作とともに発表されたもう一つのスピンオフドラマ『Tales of the Walking Dead(原題)』と、4作のスピンオフドラマを生み、さらにリック・グライムズ(アンドリュー・リンカーン)を主人公とした映画版の製作も進行中で、同局の人気コンテンツとなっていた。

本家『ウォーキング・デッド』はシーズン10の最新話、第16話「絶体絶命」が10月5日(月)22:00よりFOXチャンネルにて日本最速初放送となる。(海外ドラマNAVI)

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